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普通のひと
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普通のひと

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作品内容

コンビニのおにぎりなら『赤飯』。それがマイルールの花島光也は、ある夜、最後のひとつの赤飯おにぎりを見知らぬ男から譲ってもらった。『お洒落』よりも『誠実』という表現が似合う、でも、どこにでもいるような男だ。数日後、編集経験があると偽って入った出版社で光也はその男、的場宗憲と再会するのだが!?普通に生きてきたはずが、恋した相手が同姓だったら?臆病な大人たちに贈る、思わず恋がしたくなる物語!

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  • 普通のひと

    1,150pt/1,265円(税込)

    コンビニのおにぎりなら『赤飯』。それがマイルールの花島光也は、ある夜、最後のひとつの赤飯おにぎりを見知らぬ男から譲ってもらった。『お洒落』よりも『誠実』という表現が似合う、でも、どこにでもいるような男だ。数日後、編集経験があると偽って入った出版社で光也はその男、的場宗憲と再会するのだが!?普通に生きてきたはずが、恋した相手が同姓だったら?臆病な大人たちに贈る、思わず恋がしたくなる物語!

レビュー

普通のひとのレビュー

平均評価:4.7 61件のレビューをみる

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高評価レビュー

“普通”ってなに
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ BL小説、木下けい子先生のリーマン表紙が“普通”のリーマンっぽくて作品内容に合ってて素敵(でも挿絵はないです。表紙のみ。しかもエロなシーン多くないので外でも読書可能、かも、、?) 自分を“普通”と疑ったことないふたりのノンケリーマン上司部下が、“普通”って何、って考えはじめて友達の助けもあって恋人になってくお話。
なんとなく章の冒頭に人物や出来事背景の説明が多いな〜と思ってたら、作者さんのnoteの作品リストによると、章題になってる「普通の男(ひと)」、「普通の恋」が別々に文庫で発行されてたようです(現在は絶版)。ひとつの単行本にまとまって新装版で出版されたので、イラストなしでもお値段が少しお高めなのかも。ノンケどうしなので、くっつくまでそれはもちろん時間がかかります。モダモダが過ぎるって思う方もいるかもしれませんが、私はぜんぜんokでしたよ。ただ、ふたりのエチ事情やその後の同棲は同人誌か番外編で出てないのでしょうか。。全般に色々寸止めが多い書き方でした。えっ、ここで?って場面が変わったり。せっかくなら短くても書いてほしかった。モダモダよりそのほうが気になったかな。
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8件
2022年9月25日
普通のリーマンの特別な恋
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ グラフィックデザイナー•の花島光也は、32歳にしてビジネス関連の中堅出版社の編集に再就職します。そこの営業主任の的場宗憲とは以前コンビニで赤飯おにぎりを譲り合ったことがありました。的場はちょっとくたびれた40前のおじさんですが仕事はデキて、編集経験アリとふれこんだ花島の盛りを見抜きます。企画会議で花山は的場の厳しい追求を受けるのですが、その後残業で指摘された問題点を片付けていると、的場がさり気なく赤飯おにぎりを差し入れてくれます。光也が正直に本当のことを言うと、それからは出版業界の色々を教えてくれるようになるのでした。バツイチの的場と彼女と別れた花山はどちらもノンケですが、次第に惹かれあってゆきます。その過程で「普通」でいること、「普通」って何なのか、当たり前のように自分達を束縛する「普通」と向き合うことになります。光也の親友の若宮、若宮の従兄でゲイバーのママのコーちゃんカプ、人気経済学者の青野、的場の元妻ら個性豊かなキャラ達を絡めながら、普通のリーマン、普通の二人は、泣いたり笑ったり嫉妬したり二人だけの特別な恋に落ちてゆきます。イラストが表紙だけなのが残念でした。
いいね
0件
2024年2月6日
大満足!
1050pと高めなポイントでしたが、その内容の濃さとボリュームに大満足!
花島と的場の人物像や心理描写が細やかに描かれていて、感情移入しやすかったのもありますが、やはり周囲の脇役キャラたちが凄く濃く楽しくて、上司たちも、こんなやついるいる!と業界&社会人目線でみても日常や言動にリアリティーがあり、とても楽しめました!!

花島の思い込みの激しさで、色々話は展開します。私はそんなキャラ嫌いなほうですが、彼の新しい仕事に対する姿勢や友人を大切にするところ、マイルールなど、好感の持てる要素が上回り、「可愛いやつめ!」と的場目線のように途中からどんどん愛しくなりました。

的場がイケメンまでいかない、普通のサラリーマン的な感じな所もイイ!
取引先との段取りの良い仕事まわし、会議や打ち合わせでの的確な指摘、女性社員からも指示をえる人柄...、ノンケなのに花島にどんどん惹かれていく自分にとまどっちゃうとこも、最高にイイ(*^^*)

あ、一応ちゃんとエッチなシーンはあるのでご安心を(笑)

とにかく、大満足の1冊です!
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7件
2013年10月12日
オジサンは可愛い子には弱い
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 2冊の本を纏めて、プラス書き下ろし?的な感じらしいのですが値段分の価値ありましたね!!良作に触れたなって言い方が一番しっくりくる気がします。いつも攻めの方に感情移入しがちな癖が出て、今回も完全的場寄りの思考で読んでました。お花ちゃん、的場さんに寄りかかりすぎじゃない?とかすごい思っちゃいました、、いつも一方的に避けるし機嫌悪くなるし……浮気騒動の時はもっと謝れよ!!とか思っちゃいましたごめんなさい。当の的場さんがいいっていってるのに……(笑)六つ年下で顔が可愛くて…。デレデレするのは分かるんですが、、お花ちゃんから好きになったのに今や完全尻に敷かれてるよなあ……みたいな笑でも別に二人に不満があるわけじゃなく、言いたいのは的場さんはもっと強気に出ていいんだよ!ということとお花ちゃんは勘違い多すぎだから気をつけて!ってことですね!物語の中なのに変ですが二人の行く末が本当に心配です…多分私はお花ちゃんが好きじゃないんですね。思考が乙女よりなのでもっとしゃんとしろ!!って言いたくなります(笑)
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1件
2020年11月25日
読み応えあり読了感もよし
どこかでおすすめで見かけて購入。
木下先生好きなので、挿し絵も見れるかと楽しみだったが1枚もなかった。残念。



でもお話がとにかく良かった。
私の好みになってしまうが、暴力描写が苦手で…まだBL小説を読み始めたばかりの初心者だが、いじめぎゃくたい差別が多く見られそのようにして登場人物を不幸にするのが主流なのか?とゲンナリしてたところに…
出会えたこちら。とても良作。



互いにノーマル同士。惹かれていることも認めるのにも一苦労なところから、付き合い5年後まで読める一冊。
なんならもう少し読みたかった。
最後終わってしまいページをめくってええええっと声に出してしまった…


こちらは互いの気持ちを交互のように読ませてもらっているので、いやいやそんなことはなく!!とフォローを入れてしまいたくなる、素直になりきれずすれ違い。

でも互いに伝わってなくとも替えの効かない特別な存在。



いついつまでもおしあわせに。
いいね
0件
2022年4月29日

最新のレビュー

2025年入って初の良作でした
いやー良かったです。普通のひと。ココ最近ちっとも心が満たされてなかったので、そろそろ私の腐り人生も潮時か…って思ってたけれど、また引きずり戻されました。サラリーマンものは食わないタイプでしたが、こんなに普通で普通じゃないけどやっぱり普通な恋愛模様を見たのは久々でした。途中までは、ふーんって程度に読んでいたのに、2人が自分の気持ちに気づいてからは、嘘のように早いスピードで読みました。満足しました、とっても!。出版会社のお仕事についての勉強にもなりました。作者様、心理描写がとても上手でした。敬服いたします。美味しかったです
いいね
2件
2025年1月26日

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