宗教の対立で争う海を隔てた二つの国。戦地になっているフラン王国の少女、コレットは傷ついた敵国の兵士が家の前で倒れているのを見つけ、迷ったあげく家に運び看病する。目を覚ました兵士、クライヴはコレットが花を食べている姿をみる。聞けば、フランの国の少女は花を食べて神様に守ってもらう風習があるという。コレットから漂う甘い芳香とみずみずしい果実のような体に魅入られ、クライブは体を求めてしまう。彼女は生娘だった。互いの体温を知り、愛が芽生える二人。だが、クライヴは再び戦地へと戻っていかなければならなかった…。