え、株式会社? NPO法人ではないの?
僕が自分の仕事の説明をすると、多くの人がこう言って驚く。
商社、コンサルタント、MBA、最初の起業、売却を経て、
2009年9月、僕は株式会社ピース・トゥ・ピースを立ち上げた。
社会貢献だからといって、気負う必要はない。
“P2P(Piece to Peace)”が扱っているのは、
アメリカや日本のセレブリティも支援する
5つのファッション・ブランドだ。
そう、楽しみながら、しかも華やかで陽気に、
この世界をいい方向に変えていくことだってできる。
本当にやりたいと思える仕事で、かつグローバル。
利益をあげながら、同時に社会もよくしていく。
そのためには、いい人になる、小さなリスクをたくさんとる、
選択と集中には“こだわらない”ことも必要だ。
新しくて、どこかで誰かが笑顔になって、何より自分らしい。
そんな働き方を求める人にとって、この本がヒントになれば嬉しい。
【目次より抜粋】
◆プロローグ…地球に貢献する仕事とは
◆1 チャレンジ…挑戦と失敗を繰り返そう
・有名ブランドとのコラボが転機に
・そして、最大の失敗
・あきらめなければ解決策はある
◆2 海外へ…想いを実現する方法を探す
・留学費用の150万円を稼ぐには
・英語力をつけ、マーケティングの学位をとる
・政府開発援助(ODA)の仕事がしたい
◆3 就職…貧しい人のために働きたい
・念願のアフリカへ
・日本の常識がまるで通用しない
・三菱商事に辞表を出す
◆4 起業…ITブームに乗る
・3人の仲間で会社を立ち上げた
・売却のプレゼンテーション
・新事業を始めるか、それとも撤退か
◆5 新事業…成功するための3つの原則
・できるだけ小さく、できるところは自分でやる
・市場は想定していた以上に小さかった
・サイバーエージェントに事業を売却する
◆6 再就職…コンサルティング会社で修業を積む
・32歳は勉強し直すには遅くない
・MBA流がまったく通用しない
・人を巻き込む力
◆7 転職…会社経営に挑戦する
・「それは君にとって最適なオプションではない」
・会社の正しい辞め方
・右脳型経営者のすごさ
◆8 挫折…右脳型社員のマネジメント
・「株式公開の話はなかったことにしてほしい」
・リーマンショックの一撃
・僕はどこかで有頂天になっていた
◆9 成長と成功…僕が学んだリスクのとり方、運のつけ方
・枠の外に出るのか、出ないのか
・新しい枠組みをつくるための3つの作業
・リスクのとり方を考える
◆エピローグ…種を撒き続ける