加門先生の本は何冊か読んでいます。
……が、今回は無理でした。
私は幽霊妖怪オカルト大好き人間ですが、彼らが本当にいるかと問われると肯定しづらいです。
作者様も同じような感覚はお持ちのようですが、ご自身の能力への過信がちょっと、ね。
自分の
霊能力だからかもしれないですけど、自分の感覚は正しい(自分のやることは正しい)みたいな考えについていけません。
心身の体調を崩した友人に対しても、霊的なものが原因だとか、友人を心配してくれる親しい人が宗教の幹部で、その人のせいだから疎遠になるよう薦めるとか、うーん。
私からしたら宗教の幹部の友人も自称霊能力のある友人も信じられない。
話は作者様が正しいという結末でしたが、これ逆に間違えていたらとんでもなく失礼ですよね。
この本は作者様のすごい能力&感覚のお話ですので、私のように一歩引いてホラーを楽しんでいる人には読まない方が良いと思います。
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