こちらは書籍としてはたぶん絶版で古い経年焼けした紙でしか読めないと思います。
赤毛のアンからモンゴメリーを読むようになってこれは大好きな本(アンも1冊目よりその後のシリーズのが好きな人です)。今思うと同作者の蒼い城と共にハーレクインロマン
スのはしりみたいな感じかも(そんなラブシーンはありませんが)。ブロンテ姉妹の小説みたいなドラマチックな(奇怪・激しい)部分もありますが短中編ですぐに読み終えられて手軽感もあります。確かに少女時代の夢見るアンが作り出しそうなお話。自然の描写も美しければ、表現される感情も豊か、キルメニィの奏でる美しいバイオリンの音色を聴いてみたくなります。アンを好きでもご存じない方も多そうでぜひお勧めしたい中編。
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