レビューを拝見して、最近映画の方を観たのでこの機会に、と読んでみました。
機動戦士ガンダム でアムロと戦った艦長ブライトノアの息子のお話です。私なんかがガンダムを語るのは無理な事ですが、社会人になって何気に目に入ったガンダムアニメの
月の美しさに魅入ってしまって、学生振りにまたアニメというものを観た作品です。
オリジンからガンダムシリーズ、uc、nt、そしてこの作品の映画を見て小説を読みました。歳を重ねる毎に感じ方も見方も変わる、深い深い大作だと思います。
戦争というものが何故起きて、政治がどれほどご都合主義な残酷なもので若者たちの人生を変えてしまうのか。そしてそんな若者が幸せで終われば良いんだけど、どうにもらならない空しい強烈な絶望感を与える。…終わり方も各々で考えさせられる終わり方で、現実社会の様なリアリティさもあって幾つになってもすごい作品だなとそんな風に感じます。
“閃光のハサウェイ”はレジスタンスのお話です。虐げられる側から見たら英雄ですが、それをしている企業や政治家からしたらテロリスト。(ハサウェイたちを私はそう感じたのですが…)…そして最後はやはりやり切れない悲しさが、ズシンときます。
ニュータイプについても何度も考えてしまいます。
もし、100匹目の猿現象が起こって皆んなニュータイプになれば、やっと戦争の無い宇宙になるのかな…?とか… 読後に感じるやるせ無さをそんな妄想で紛らわしました。
映画版の続編も本当に楽しみです。富野さんの末長い活躍を心から願っています。
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