親鸞研究の第一人者が、親鸞の足跡の全てを調査し、信憑性のある史料だけをもとにして分析。従来の親鸞像からフィクション的な要素を取り除き、語られることのなかった実像に迫る。750回忌記念出版。
【主な内容】
第一部 若き親鸞の実像
第一章 出自と出家時代
第二章 六角堂参籠から「本願に帰す」
第三章 空也から見る念仏聖の系譜
第四章 法然と門弟たち
第五章 法然と親鸞の関係
第六章 権力側から射られる「承元の法難」
第七章 親鸞が流罪となった真因
第二部 流罪と布教時代の親鸞
第一章 越後の親鸞の流罪生活
第二章 恵信尼と親鸞の越後
第三章 善光寺信仰と親鸞
第四章 親鸞と関東の門弟たち
第五章 親鸞の常陸奥郡への布教活動
第六章 親鸞の「悪人」解放の信仰