このレビューはネタバレを含みます▼
集英社コミックスの同じタイトルの漫画を読んで面白かったので原作を読んでみたくなりました。コミックスでは島左近との出会いまでで、それ以降は島左近を主人公に変えてしばらく続きますが、こちらの原作は家康(影武者)の死去まで書かれています。
教科書ではあまり書かれることのない関ヶ原の戦いから幕府を開くまでのことや家康、家光に比べてどちらかといえば地味な秀忠が実は陰険だったとか、家康が実は影武者だったというフィクションの中で妙な真実味があります。
この合本版は電子書籍でかさばらないのでどこでも読めます。紙の本だと上中下の3冊に別れているので気軽に持ち運びできませんでした。
歴史に興味ある方、特に日本の戦国時代に興味のある方は楽しめる本です。