1945年シリーズ小説。
<1天球儀の海→2碧のかたみ→3彩雲の城→4蒼穹のローレライ(電子未発刊:→5プルメリアのころ。、碧のかたみメインの短編集・郵便飛行機より愛を込めて)>
終戦間際を舞台にした生死の厳しかった若い軍人たちのシ
リーズ。
各1冊ごとで全く違うストーリーなので、それぞれ1冊だけでも読めます。
とはいえ本作は1作目(天球儀の海)の主人公の兄のお話で、本編では名前しか出てきませんが番外編で1作目の後日談が少し入ってます。
1作目ファンの方には本作もぜひオススメ!
敗戦間際で、生きるか死ぬかの状況下。
キレキレなやんちゃチビのわたる。
お母さんみたいに懐の深い六郎。
2人が徐々に築いていく絆が心にジーンとくる。
わたるの寝言が可愛すぎる(笑)!
六郎の温かさがすごく良かった。
もう、後半ハラハラです!
どうなるかと泣きそうになる。
番外編もすごく良かった。。
電子(シーモア)ではまだみたいですが、紙では本作の主人公たちが再び登場の郵便飛行機より愛を込めて(短編集?)が新作であるようです。
絶対、読みたい!
早く電子発刊して欲しいです!
シリーズ通しての感想は1作目のレビューにも書いていますが、BLとは思えないほどの取材力と当時の戦闘状況の詳細な描写でしっかりした背景のストーリー。
心理描写も丁寧でお話にすごく惹きこまれます。
シリーズどの作品も読み応え、読後の余韻ともに強くて作者さんの実力に脱帽です。
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