『聖夜の再会』―グレッグはクリスマス間近のサンフランシスコにいた。経営が悪化した事業への融資を断られ、行きづまっている。ふと入った教会で、彼は涙ながらに今までの過ちを悔い改めた。すると目の前に現れたのは、三人の天使――シャーリー、グッドネス、マーシーだった。
『キャンドルに願いを』―湖畔の家でアンジェラはひとり暮らしをしている。クリスマスも近いころ、彼女は見慣れない店で不思議なキャンドルを手に入れた。そのキャンドルが燃え尽きたとき、願いが叶うというのだ。家に戻って火をともしたところ、かつて恋心を抱いた男性ブロディが不意に現れる。
『光を取り戻すとき』―ドリーンはニューヨークで充実した生活を送っていた。だが突然すべてを失い、故郷の小さな町へと戻ることになった。亡きおじのロッジに住みつき、生きていくために軽食堂のウエイトレスとして働く日々が始まる。そんなところを、初恋の人ジェイソンに見られてしまい……。
『ともしびは永遠に』―十二月のある日、新聞記者のアラナのもとをジェフリーという男性が訪ねてきた。彼はボストンから来た弁護士で、アラナが書いた記事の取り消しを求める。不当な言いがかりに、彼女は全面対決を心に決めた。ところが、ひょんなことから、ふたりは否応なく惹かれ合うはめになる。