表紙がない謎仕様。234P、1997年発売。電子再読。作者のデビュー作。読む順番は、人買→泣赤子→八咫烏→倫敦→幻月→龍泉→土蜘蛛上下→景清→忘恋→遠日(番外編、短編集)→蔦蔓→童子切→雨衣→嶋子→獏夢→犬神→楽園→琴歌→海月上下→抜頭→尋
牛→傀儡→鳴釜→堕天使→現人→焔炎→宵霞。シリーズ27作で29冊発売。
追儺師・天本と半精霊・敏生。素直でおおらか・ややぼんやりな敏生と、普段は優しく冷静沈着ながら脆い所がある森。敏生も森も複雑な生い立ちで、特に二人の父親にはもやもや。
色々ありつつ不思議な縁で森の家に居候し、仕事の手伝いをすることになる敏生。人買塚で起こる怪異。人買様から夢を買う老人たち。補陀落渡海。不審死を怪しむ監察医・龍村。
陰陽師と人買の事情も哀しいですが、天本の手によってようやく浄化できました。自分たちのしていることを"野暮"と言う天本の言葉はぴったり。同時に見殺しにもできず……。結論の出ない問題。
呪術もの好きなので面白いですが、残念ながら未だ未完です。巻が進むとうっすらBL要素ありなので、苦手な方は注意。
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