主人公は元女性の三十路過ぎの転生者なんだけど転生して先は第7王子。
転生した王国は影で悪役大臣が色々牛耳っているし、このまま行くと王族皆処刑じゃない
って言う状態まで行ってしまっている。主人公ハーシェは前世の知識で裏金や不正資金の流れを着
々と突き止め仲間と自分の信じる路を突き進んで行く。1巻毎に様々な事件が起こり、別れや出会いが有り、ホント泣ける。冒険物とも違うし水戸黄門系世直しとも違うし・・何て言うかとにかく感動ラノベ「前世が女性じゃなくても良かったんじゃないか?」との意見もあるかもしれないが、私は女性だったからこそ若干の甘さや人間を切り捨てる時のためらい、魅力があるんじゃないかな?と。出版社と作者さんとの間に色々あったらしく残念な事に5巻で終了。でも、1巻毎にまとまって起承転結しっかりあるのでこれだけでも読む価値有りと思う。ただ、この出版社との揉め事により作者さんは筆を折ってしまったホント残念でならない才能ある人間の先を潰すのは・・イカガかと紙ではもう発売しておらず、もう少しで販売契約諸々も終了との事。電子でも購入は年末で終了になる・・との事。ホント残念でならない。才能のある、物を作り出す事の出来る人間は一癖もある人間が多いと思う。でも、だからこそ自分の内に様々な作品を作り出す事が出来るんだと思う。その人物と他者とを上手く繋げ世に作品を送り出すのが編集者だと思う。これだけの魅力ある作品。どんなに長期間になろうとも待てる読者は私を含め多数いると思う。作品をゼロから産み出すのってどれだけの苦労があるか想像出来るし。「続きが中々出ないから読むのやめよ」と考えるのは少数だと思う。私は10年以上にもわたり続編を期待し待っている作品も多数あるし。望みは薄くとも待つのは自由で、続編が出たら速攻購入するホント編集者、出版社に言いたいお前らこれだけの魅力ある作品書いてみろって。はぁ・・とりあえず電子での購入はあと少しで終了になるとの事、購入悩んでいたら・・今で、出来れば作者さんの心の傷が少しでも癒えて、創作意欲が戻ったらハーシェのその後を是非とも何年でも待っています。
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