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聖なる黒夜【上下 合本版】
1巻配信中

聖なる黒夜【上下 合本版】

1,380pt/1,518円(税込)

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414pt/455円(税込)

作品内容

『聖なる黒夜(上)』:広域暴力団の大幹部が殺された。容疑者の一人は美しき男妾あがりの男……それが十年ぶりに麻生の前に現れた山内の姿だった。事件を追う麻生は次第に暗い闇へと堕ちていく。圧倒的支持を受ける究極の魂の物語。

『聖なる黒夜(下)』:刑事・麻生龍太郎と男妾あがりのインテリ山内練。ひとつの殺人事件を通して暴かれていく二人の過去に秘められた壮絶な哀しみとは? ミステリとして恋愛物語として文学として、すべてを網羅した最高の文芸作品!!

※本書は『聖なる黒夜(上)』『聖なる黒夜(下)』を1冊にまとめた合本版です。

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  • 聖なる黒夜【上下 合本版】

    1,380pt/1,518円(税込)

    『聖なる黒夜(上)』:広域暴力団の大幹部が殺された。容疑者の一人は美しき男妾あがりの男……それが十年ぶりに麻生の前に現れた山内の姿だった。事件を追う麻生は次第に暗い闇へと堕ちていく。圧倒的支持を受ける究極の魂の物語。

    『聖なる黒夜(下)』:刑事・麻生龍太郎と男妾あがりのインテリ山内練。ひとつの殺人事件を通して暴かれていく二人の過去に秘められた壮絶な哀しみとは? ミステリとして恋愛物語として文学として、すべてを網羅した最高の文芸作品!!

    ※本書は『聖なる黒夜(上)』『聖なる黒夜(下)』を1冊にまとめた合本版です。

レビュー

聖なる黒夜【上下 合本版】のレビュー

平均評価:4.7 12件のレビューをみる

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高評価レビュー

おもしろかった、 及川もっと読みたい
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 誰が殺したのか、過去に何があったのか、そして二人はどうなってしまうのか、それが気になってぐんぐん読んでしまった。痛み、憎しみ、絶望とあきらめ、負の感情がたくさんつまっていたけど読むのはつらくなかった。
刑事の麻生とヤクザの愛人練を中心とした、愛憎渦巻くミステリー。現在と過去の複数の事件、からまりあう人間関係、それと同時に描かれる麻生と練の距離感の変化。物語は過去と現在を行ったりきたりしながら展開されて、謎が少しずつ明らかになっていく過程がおもしろかった。

過去よりも現在の練という人物が、がんばってイメージしようとしてもなぜか私の中に明確な像が浮かびあがらない。不思議。強烈なのに曖昧、つかみどころのない人物のように感じた。そこもおもしろさだったように思う。上巻ラストの方は泣きそうになった。

韮崎は歪みまくって恐ろしい、でも愛された。恋に落ちるのに明確な理由なんてないし、恋愛感情が錯覚だというのはよくわかる。たとえ錯覚でもそれでいいというのもわかる気がする。

私が一番興味を持ったのは及川。彼はどんな思いで麻生といたのか、非常に想像しがいがある。彼の大学時代とか、その後麻生が結婚するまで続いた及川と麻生との関係ももっと深く読んでみたかった。及川、切ない、彼には★10。

登場人物の一人ひとりが、奥行きを感じさせる書き方をされていて、抱えている思いや歩んできた人生を、思いめぐらしたくなった。

正しい事とは?善い事とは?裁かれる罪、裁かれない罪。
ある出来事のおかげで助かった人間もいれば、それのせいで死んだ人間もいる。
読んでる間何度も答えの出ない問題を突きつけられた。

本作男同士の濡れ場もしっかり登場する。でも官能をかきたてる、というのとはちょっと違った。これは批判ではなくて、私はどこか冷静に、なるべくしてそうなった行為を見ているというような気持ちで読んだ。

「一生 かけさせてくれるか?」のセリフ、この間合いみたいなものがすごく好き。ラストシーンの空気、情景がすごく好きだ。

ぐさっときた一節:「大人として金を稼いで生きるということは、矛盾とうまくつきあうということ」、なんて嫌な言葉なんだろう、だってほんとその通りだから。

いろいろと胸いっぱいになるシーンが多いが、とにかくも麻生と練のその後が非常に気になる終わり方だった。
及川主役のスピンオフも熱望する。
いいね
5件
2023年7月15日
ヤクザの世界に抵抗がなければ
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 【がっつりネタバレ】

1つの殺人事件をめぐっていろんな人間模様が展開されながら犯人や動機が明らかになっていく本格ミステリー小説にBLのおまけ付でした
普段BLラノベを愛読するわたしはこんなドロドロした関係ではなくファンタジーの世界のBLが好きなんですけど、感情移入のない推理小説としては抜群におもしろかったです
犯人は最後の方でわかったんですけど、それよりも過程がおもしろかったですね

男と女、男と男の複雑な絡み合いがドロドロとして2時間ドラマでは放送できない内容だけどドラマ化してほしい(笑)
とにかく練の冤罪から始まるこのなんとも言えないストーリーにこの子はめられなかったらいったいどんな優秀な未来があったのかとそればかり考えてしまいました。そしてリアルの冤罪の怖さも思い知りました
あの聖なる夜に助けられたことは良かったのか否か…それにしても命を助けてあそこまで強くした韮崎も複雑な男ですよね
こんな男が近くにいたら絶対嫌ですけど特定の人間にはある種の魅力に溢れているんでしょうね

麻生もこんないい方しちゃだめかもですけどめんどくさい男ですね
一緒に住む彼がいる及川も諦めきれない魅力がいまいちわからない(笑)いい奴だけどそんなにか~とか思っちゃった(すみません)
及川もそこまで好きなら自分が受けてでも貫いてほしかったな
BL的には練とドタバタしながら付かず離れずとか及川がやられちゃう関係で再構築するのが好みですが、純粋に静香のような若くて美人な子に押せ押せで押し切られるのもいいと思う

おまけの人間関係抜きにしても600ページ越えを一気に読ませるおもしろさでした
いいね
2件
2025年7月2日
BLではないがブロマンスでもない
BLとして書かれていないのでBLではないのかもしれませんがブロマンスの範疇だいぶ超えているので普段BLを読む人はBLだと感じると思います。
がっつりとした推理小説であり、刑事物であり、クィアロマンスであり、敗退的な空気もあるので個人的に耽美小説でもあるのかなと感じました。”超弩級エンターテイメント”(単行本が出版された当初、帯にこう書かれてたんです、たしか…)であることは間違いないです。ほんとにエンターテイメントなんです。
こんなに分厚い本読めるのかなと不安でしたが、3章くらいまで読むともうページを捲る手が止まりませんでした。多分高村薫と比較される方が多いと思うんですが、私はBL脳なので高村先生はその辺はちょっと私には物足りないと感じていたのでこの『聖なる黒夜』を読んで、これ!こういうのが読みたかったんだ!と大感動しました。
最近国内のBLに物足りなくなってきて海外翻訳BLばかり読んでいるのですが、そういう方は絶対に満足されるはず。
最初単行本を図書館で借りて読みましたが手元にほしいと思い電子で買いました。文庫化の際にサイドストーリーが追加されているのですが、こちらは読んでも読まなくても本編の理解に差し支えはないです。著者も本編を読んだ後に読んでほしいと書いてます。でもこの本を読み終わった後はほんのちょっとでもいいから二人のことを知りたいと思ってしまいますね。
とにかく本編を読んでほしい!!!
いいね
1件
2026年1月28日
ままならない
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 愛も人生もままならないなと思いました。ミステリー×情愛でとても読みごたえがあります。ページ数があるので上下別で順番に購入して読もうと思っていましたが、合本版で一気に読めてよかったです。
死んでもまだ愛されている韮崎という男を掘り下げる作品があったら是非読みたい。
いろんな運命が変わってしまった夜を紐解いていく麻生の捜査能力も凄いです。捜査なら一つ一つの行動に意味を紐付けて心まで紐解いていけるのに、なんで恋愛は全くダメダメなんだろうと不思議です。韮崎と麻生は存在事態が対象的です。私は両方魅力的だとは思いますが読むたびに2人にイライラします…愛する人を幸せにできそうに無い2人とでもいいますか…ろくでなしです2人とも。そんな2人を深く愛してしまった練の想いが切なくて…。運命って残酷です。
スピン元はまだですが、続きが気になりまず『私立探偵・麻生龍太郎』まで読みました。そしてもうスピン元を読みたくて仕方ありません。花ちゃんシリーズもはさみながらゆっくりじっくり読みたいと思います。
※小冊子のネタバレになるかもしれませんが、交尾したメスに貞操帯をつける蝶がいるなんてしりませんでした。
※麻生と練のネット連載していた作品の書籍化について先生がコメントなさってました。続編読めたら嬉しいです。
いいね
3件
2023年7月28日
島でのオススメ。面白かった!
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 合本版がセールになり、かなりお得でした。上下巻+おまけが上下巻で2話ずつ(ネタバレがあるため、本編の後に読むこととありました)。
一般小説とありますが、一般でいいのかな。BL要素あり。噂の及川を堪能しました。
ストーリーは過去と現在を行き来して、登場人物も事件も多いため、少しこんがらがるところもありましたが、一気に読ませる面白さでした。上巻ラスト悲しすぎる。下巻を読んでいくにつれ、練の復讐と事件の犯人は予想がつく感じでした。韮崎は方言でいうと、えげつない。でも、モテモテ。麻生は一定の人にかなりモテる感じ、が恋愛下手。及川もある意味そうなのかな。イラストデザイナーの彼氏がいるそうで。今でも好きな相手って一緒にいたいのか、いたくないのか、どっちだろう。何にせよ、破滅的な感じの恋愛が続いているようなで、及川の立場を思うと苦しい。最後、麻生が認めて、つぐなうと宣言するとこ、カッコよかったです。練も少しは報われたのではないでしょうか。2人の前向きな未来の続きが見たいです。続編とスピンオフをお願いします。
いいね
3件
2024年7月23日

最新のレビュー

大好きな作品
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ あらすじの通りミステリであり恋愛小説だった。麻生を中心に何角関係になるんだろう。
麻生が犯した、たった一つの大きな過ち。それは麻生だけの罪ではないけど、練を助けられる数少ないチャンスを麻生が潰したのも事実。
練の麻生に対する感情は愛と執着と恨みかな、と思った。そのつもりはなくても結果的に自分を騙して、そして綺麗さっぱり忘れていた恨み。結局麻生は取調室で練に言ったこと、したことを思い出したのかな。
サイドストーリーの歩道は柴田よしきさんが書かれている通り、下巻まで読み終えてから読んだ方がいい。より遣る瀬無さを感じられる。
続編である海は灰色の第一部が2025年12月に出ています。全三部の予定で、連載されていたものから大幅にリライトするとの事で楽しみです。
いいね
0件
2026年5月30日

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