★ 道具や筆の選び方・使い方からぼかし、
たらし込みなどの技法、
様々なモチーフの描き方まで。
★ 上達のためのポイントをわかりやすくご紹介します。
◆◇◆ 監修者からのコメント ◆◇◆
「日本画」とは、墨や岩絵具、膠(にかわ)や
和紙などの伝統的な画材を用いて、富士山、
花鳥風月など日本の情景を描いたものを指します。
しかし、近年では、古典的な作風にとらわれず、
幅広いジャンルの作品が描かれています。
また、化学技術の発達により、便利な道具や材料が生まれ、
表現の幅がさらに広がるようになりました。
日本画の魅力は、自然の表情を大切に、
自然を見た時の実感、自分の思想、
絵具のリズムを合わせて、深い自然の表情を心に感じ、
願い、念じながら描いていくことだと思います。
本書は、日本画の道具や使い方、
筆の基本技法から始まり、デッサンから
彩色に至るまでを解説しています。
また、日本画を気軽に楽しめる絵はがきの作り方も
紹介しているので、挑戦してみてください。
本書がすでに日本画を始められている方のほか、
「日本画は敷居が高く、難しそう」
という印象を持たれている方にとって、
日本画をはじめるきっかけになれば幸いです。
日本画家 中村鳳男
◆◇◆ 監修者プロフィール ◆◇◆
中村鳳男
2001年、第36回日春展にて「霞」が初出品初入選。
同年、第33回日展にて「天地」が初出品初入選。
同作品は、豊川稲荷の寺宝館へ奉納された。
2004年、第36回日展にて「浄光」が特選受賞。
以降も、多数の作品を日展に入選させる。
開運派日本画家として、福を呼ぶ絵画を中心に
幅広いジャンルの作品を描いている。
文化勲章受章者の中村岳陵は祖父。
※ 本書は2016年発行の
「思い通りに描ける 日本画 上達のコツ」
を元に加筆・修正を行った新版です。