このレビューはネタバレを含みます▼
14巻の『赤毛のアン』をいただきました。
孤独なアンが周囲に愛されながら成長する物語。
水彩と思われる挿絵が大人な雰囲気です。(小さな白黒の挿絵もあります。)
少年少女向けなのでひらがなで書かれ、まどろっこしく感じる箇所もありました。
(ルビは振られていません。)
先にコミカライズを読みました。
『赤毛のアン』杉本啓子先生作画 全3巻
マシュウの心情など、コミカライズでは文字になっていなかった部分が読めました。
リンド夫人への謝罪をマシュウがアンにすすめるシーン。
マシュウのラストのセリフと、ラストから2番目のセリフがそれぞれマリラとマシュウ、アンとマシュウの関係性を物語っていて、良いです。
その後もちょっとずつ、アンとリンド夫人の関係が親しくなるのが嬉しかったです。
(自分の好きな人たちの好きな人とは、やはり良好な関係でいたいもの。。。)
クロッカス、林檎の花、アイリス、さんざし、服の生地の種類など検索しながら、アンの世界に浸りました。
「グリン・ゲイブルス」ではなく「緑の切妻屋根」のように表記されていて、緑の切妻屋根→グリン・ゲイブルス、雪の女王→スノー・クイーン etc...と頭の中で変換していました。(コミカライズはカタカナ表記でした。)
『赤毛のアン―赤毛のアン・シリーズ1―』
いずれこちらを読みたいと思っているので、同じく村岡花子先生訳で、読みやすく、ページ数がなるべく少ないものを選ぶと、該当したのが『カラー名作〜赤毛のアン』でした。
何度も挫折してきた赤毛のアン、少年少女向けのダイジェストとはいえ読み切れて嬉しいです。
2025/06/27読了