メニューが日替わり朝ごはんのみ、という設定は惹かれましたが、主人公の無神経さやナチュラルな差別的表現がダメでした。結果的にお客さんの問題が解決したから良い話で終わっているようなものの、主人公が自分勝手で店員と客の線引きが上手くないので読んで
いてモヤモヤします……。ほぼ似た設定の別作品では『人の心』を大事に扱っていたので、そちらは主人公の挫折経験がちゃんと生かされていたんだと気づきました。『奈良まち』ではどうも主人公が「強い自分」を主軸に置いているせいか、でしゃばって引っ掻き回している感が否めなくて、母親に向けて言った「私のこと少しでも考えてくれた?」が特大ブーメランなんですよね、自分でも気付いてますけど。2巻以降は読むか悩みますが、どうかもう少し落ち着いた人間になってて欲しいです。
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