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栗本薫・中島梓傑作電子全集26 [伝奇]
30巻配信中

栗本薫・中島梓傑作電子全集26 [伝奇]

1,600pt/1,760円(税込)

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作品内容

『吸血鬼』、『地獄島』から未発表作「無明塚由来」まで、伝奇色の強い時代小説を一挙収録!

歌舞伎と東宝時代劇映画、それに『神州纐纈城』の国枝史郎から強い影響を受けたという、破天荒な魅力がいっぱいの栗本薫の時代小説。そのなかでも伝奇色が強い「お役者捕物帖」シリーズの『吸血鬼』と『地獄島』、それに『神州日月変』、『魔剣』を加え、さらに「お役者捕物帖」のエピソード0的短篇「離魂病の女」までを一挙収録。そのほか、著者が20歳で書き下ろした未発表作品「無明塚由来」を史上初めて公開する。

エッセイは、「お役者捕物帖」にちなんで歌舞伎特集。幼少時から母に連れられ歌舞伎座を訪れていた著者らしい、歌舞伎への思いと深い考察がうかがわれる5編をまとめて収録。いずれも演劇専門誌や公演パンフレットなどに書き下ろされたもので、短文ながら貴重な作品ばかり。

また、夫として、担当編集者として、最も近くで栗本を支えた今岡清氏が初めて綴るエッセイや、実母・山田良子氏の日記から栗本の誕生~大学入学までを記した「栗本薫の育児日記」(初公開)も大好評連載中。学校の作文で「父母の好きな点、嫌いな点」を書くことになった栗本薫。はたして、その中身とは――?

※この作品にはカラー写真が含まれます。

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作品ラインナップ  30巻まで配信中!

  • 栗本薫・中島梓傑作電子全集21 [評論 II]

    1,600pt/1,760円(税込)

    拒食症からやおい、ベストセラー、戦隊モノまで、初代「腐女子」が社会現象に鋭く切り込んだ問題評論集!

    文芸関連の評論作品を集めた【評論I】とは趣を変え、中島梓自身が腐女子の先駆けであったからこそ持ち得た視点から、拒食症、やおい、ベストセラー、マンガ、戦隊モノといった社会現象を鋭く看破した長編評論4作、『ベストセラーの構造』、『わが心のフラッシュマン』、『コミュニケーション不全症候群』、『タナトスの子供たち』と、関連エッセイを収録する。特別寄稿は、【評論I】に収録した『文学の輪郭』で中島梓と対談を行った、作家の三田誠広氏。早稲田大学文学部の先輩にあたる氏が、初めて会った中島梓に驚かされたこととは!?
    また、夫として、担当編集者として、最も近くで栗本を支えた今岡清氏が初めて綴るエッセイ(連載)、実母・山田良子氏の日記から栗本の誕生~大学入学までを記した「栗本薫の育児日記」(初公開)も大好評連載中。小学2年生になった中島梓に、なにやらよからぬ変化のきざしが……?

    ※この作品にはカラー写真が含まれます。
  • 栗本薫・中島梓傑作電子全集22 [伊集院大介 IV]

    1,600pt/1,760円(税込)

    2年の不在を経て、名探偵・伊集院大介が帰ってきた! 新たな時代の犯罪に立ち向かう!

    『天狼星』事件から2年……、芳沢胡蝶の死後、伊集院大介が姿を消していた間に、世の中は大きく変わりつつあった。パソコン通信が普及し、やおい文化や、ゲイ・バー、レズビアン・バーといった性的少数者の文化が急速に広まり、これまでにないタイプの犯罪もまた芽をふいていた。新時代ならではの未知のタイプの犯罪者に対峙する伊集院大介を描く『仮面舞踏会』、『魔女のソナタ』、『タナトス・ゲーム』のほか、若き日の大介が活躍する『青の時代』、『早春の少年』を収録。
    また、雑誌「幻影城」に発表された探偵小説をめぐるエッセイ「夢見る権利」、「幻影の党派」、「ぼくの探偵小説・新十則」、公式ウェブサイト「神楽坂倶楽部」で2000年から2006年までの長きにわたって連載されてきた人気コラム「伊集院大介事務所」を3回に分けてすべて掲載、第22巻では、1回~24回まで収録する。さらに、『早春の少年』の舞台となっている架空の町、平野市についての詳しい設定情報や作品の誕生秘話など、関連エピソードも見逃せない。
    また、夫として、担当編集者として、最も近くで栗本を支えた今岡清氏が初めて綴るエッセイ(連載)は、東京・赤坂での新婚時代の思い出を語る。実母・山田良子氏の日記から栗本の誕生~大学入学までを記した「栗本薫の育児日記」(初公開)も大好評連載中。

    ※この作品にはカラー写真が含まれます。
  • 栗本薫・中島梓傑作電子全集23 [伊集院大介 V]

    1,600pt/1,760円(税込)

    ジャズ、着物、美しい男と女……、栗本薫が愛した人気の主人公たちが濃密に絡み合う、伊集院大介の「東京サーガ」!

    『キャバレー』の矢代俊一、『魔女のソナタ』の藤島樹、『早春の少年』の及川徹……、人気の主人公たちが他作品に登場して関係を深める、作者自ら「東京サーガ」と呼んで愛した作品群のうち、伊集院大介シリーズの『真夜中のユニコーン』、『身も心も』、『聖者の行進』、それに着物を愛した栗本薫ならではの異色作『女郎蜘蛛』をまとめた。栗本薫が愛したジャズ、着物、美しい男と女が詰まった、濃密な1巻。
    エッセイとして、雑誌「幻影城」に発表された「都筑道夫の生活と推理」、「ラプラスの鬼」、「27年後のタイムカプセル」と、公式ウェブサイト「神楽坂倶楽部」で連載されてきた人気コラム「伊集院大介事務所」の25回~48回を収録。付録として、矢代俊一、藤島樹などの他作品の主人公が伊集院大介シリーズに登場することになった経緯など、「東京サーガ」の誕生秘話をはじめ、「栗本薫・中島梓ミニアルバム」として、エッセイにも登場する秘蔵の着物写真を掲載する。
    また、夫として、担当編集者として、最も近くで栗本を支えた今岡清氏が初めて綴るエッセイ(連載)では、栗本薫の墓についての興味深いエピソードも語られる。実母・山田良子氏の日記から栗本の誕生~大学入学までを記した「栗本薫の育児日記」(初公開)も大好評連載中。恋に興味を持ち始めた栗本薫の「パパとママは好き合って結婚したんでしょ」に、ママはたじたじ!

    ※この作品にはカラー写真が含まれます。
  • 栗本薫・中島梓傑作電子全集24 [SF III]

    1,600pt/1,760円(税込)

    著者のSF代表作で青春小説の傑作としても語り継がれる2大長篇『レダ』と『メディア9』を同時収録。

    遠い未来の地球では、人類が宇宙船で恒星間宇宙を旅するスペースマンと、地球を離れず生涯を送る市民とに二分化しつつあった……。この地球を舞台とする[未来史シリーズ]から、『レダ』と『メディア9』を収録する。

    SFとは未完成なものが成長してゆくプロセスの美しさと苦さを備えた物語であり、その本質は青春小説に他ならない、と考えた栗本がその力量を十二分に発揮した長篇SF小説である。

    また、雑誌「奇想天外」で1978年4月~1979年6月にかけて中島梓名義で連載し、光瀬龍、山田正紀、田中光二、星新一、筒井康隆、手塚治虫、平井和正を論じた「SF作家ノート」を作家別に整理・再編集(番外編「ヒロイック・ファンタジー・ノート」のみ第4巻に既収)した。気鋭の評論家として知られた著者の鋭い分析が光る貴重なSF作家論集となった。さらにムック本『ベスト・オブ・光瀬龍』所収の対談を再録!

    また、夫として、担当編集者として、最も近くで栗本を支えた今岡清氏が初めて綴るエッセイ(連載)は、運転免許証をめぐる秘話。実母・山田良子氏の日記から栗本の誕生~大学入学までを記した「栗本薫の育児日記」(初公開)も大好評連載中。

    ※この作品にはカラー写真が含まれます。
  • 栗本薫・中島梓傑作電子全集25 [SF IV]

    1,600pt/1,760円(税込)

    女子高生と新撰組の超時空の出会いから、地球が見る最後の夢まで、ファースト・コンタクトと滅びの物語集!

    伝奇SFから青春小説、激しい恋の物語まで、さまざまなタイプのSFを書いてきた栗本薫がもっとも多く扱ってきたのが、ファースト・コンタクトと滅びをテーマとする作品群である。

    『ゲルニカ1984年』、『滅びの風』、『さらば銀河1』、『まぼろし新撰組』、『さらしなにっき』、それに短篇集『幽霊時代』から「幽霊時代」、「時計台」、「水の中の微笑」、さらに幻の第2作となった未完成の作品『さらば銀河2』も収録する。

    エッセイとして、著者の商業誌デビュー作である「パロディの起源と進化 悲壮な不まじめさ、献身的な不謹慎」のほか、未発表の「豊田有恒――整頓された物語性」、「横田順彌の不思議な世界」、「情念の溶岩流‐狼男の魅力」など、さまざまな雑誌に発表された単発のエッセイ、評論も完全収録。

    また、夫として、担当編集者として、最も近くで栗本を支えた今岡清氏が初めて綴る、連載エッセイのテーマは「栗本薫とSF」。「SFマガジン」編集長を務めた今岡氏ならではの視点で栗本を分析している。実母・山田良子氏の日記から栗本の誕生~大学入学までを記した「栗本薫の育児日記」(初公開)も大好評連載中。

    ※この作品にはカラー写真が含まれます。
  • 栗本薫・中島梓傑作電子全集26 [伝奇]

    1,600pt/1,760円(税込)

    『吸血鬼』、『地獄島』から未発表作「無明塚由来」まで、伝奇色の強い時代小説を一挙収録!

    歌舞伎と東宝時代劇映画、それに『神州纐纈城』の国枝史郎から強い影響を受けたという、破天荒な魅力がいっぱいの栗本薫の時代小説。そのなかでも伝奇色が強い「お役者捕物帖」シリーズの『吸血鬼』と『地獄島』、それに『神州日月変』、『魔剣』を加え、さらに「お役者捕物帖」のエピソード0的短篇「離魂病の女」までを一挙収録。そのほか、著者が20歳で書き下ろした未発表作品「無明塚由来」を史上初めて公開する。

    エッセイは、「お役者捕物帖」にちなんで歌舞伎特集。幼少時から母に連れられ歌舞伎座を訪れていた著者らしい、歌舞伎への思いと深い考察がうかがわれる5編をまとめて収録。いずれも演劇専門誌や公演パンフレットなどに書き下ろされたもので、短文ながら貴重な作品ばかり。

    また、夫として、担当編集者として、最も近くで栗本を支えた今岡清氏が初めて綴るエッセイや、実母・山田良子氏の日記から栗本の誕生~大学入学までを記した「栗本薫の育児日記」(初公開)も大好評連載中。学校の作文で「父母の好きな点、嫌いな点」を書くことになった栗本薫。はたして、その中身とは――?

    ※この作品にはカラー写真が含まれます。
  • 栗本薫・中島梓傑作電子全集27 [ホラー]

    1,600pt/1,760円(税込)

    ごく普通の人々の、ごく平凡な日常を、小さな棘がじわじわと蝕んでゆく、とめどない恐怖の物語集!

    警視総監までもが頼りにする名探偵や悪の化身のごとき犯罪者、国を背負って戦うスーパーヒーロ-、誰もが目を奪われる美少年、天才的ジャズプレイヤー……などなど、「特別な人々」ばかりを書いてきた著者が「面白いのは『普通の人』を書けること」と語ったホラー小説集を一挙収録。敬愛するアガサ・クリスティの『春にして君を離れ』を思わせる『家』のほか、日常に潜む小さな棘が捕らえようのない恐怖をじわじわと引き寄せる長篇6作――『町』、『顔』、『壁』、『指』、『鬼』、『闇』と、短篇3作を集めた。また、別名義・城戸草太郎で書いた短篇「侏儒」は未発表作品で初公開。これは絶対見逃せない。
    エッセイは、現代人が抱える孤独と混沌に迫った「最後の荒野」、「混沌コミュニケーションの世紀へ」、「孤独な脳の終身囚」の3本。また、夫として、担当編集者として、最も近くで栗本を支えた今岡清氏が初めて綴るエッセイ(連載)は、意外と数少なかった夫婦二人での旅行の思い出について。あわせて少女時代から晩年までの旅行先での貴重なスナップ写真を集めたミニアルバムを収録。実母・山田良子氏の日記から、栗本の誕生~大学入学までを記した「栗本薫の育児日記」(初公開)も大好評連載中。

    ※この作品にはカラー写真が含まれます。
  • 栗本薫・中島梓傑作電子全集28 [JUNE II]

    1,600pt/1,760円(税込)

    矢代俊一、今西良、伊集院大介など人気主人公総登場の「東京サーガ」から絶筆「トゥオネラの白鳥」まで!

    著者の代表作「グイン・サーガ」と並ぶ栗本作品の柱の一つで、著者自ら命名した「東京サーガ」シリーズ。ここには、現代の東京を舞台に、今西良と森田透、矢代俊一、伊集院大介など、人気作品の主人公たちがジャンルを越えて登場する。その「東京サーガ」シリーズから、『流星のサドル』、『ムーン・リヴァー』、『嘘は罪』を収録する。
    あわせて同シリーズの未発表作品「リラのワルツ」、絶筆となった未完成作品「トゥオネラの白鳥」、および同人誌でのみ発表されたAV俳優・真柴克郎を主人公とする「セルロイド・ヒーロー」シリーズなど貴重な作品も多数! 
    さらに『流星のサドル』で表紙イラストと挿絵を担当した漫画家・定広ミカとの対談など、栗本薫の耽美世界をとことん満喫できる。
    また、夫として、担当編集者として、最も近くで栗本を支えた今岡清氏が初めて綴るエッセイ(連載)、実母・山田良子氏の日記から栗本の誕生~大学入学までを記した「栗本薫の育児日記」(初公開)も大好評連載中。いよいよ中学受験だ!

    ※この作品にはカラー写真が含まれます。
  • 栗本薫・中島梓傑作電子全集29 [伊集院大介 VI]

    1,600pt/1,760円(税込)

    2つの未完成作品を含む、伊集院大介シリーズ最終期の作品群。「伊集院大介年譜」も必見!

    本来の本格推理物に立ち返った「伊集院大介」シリーズから、『逃げ出した死体』、『六月の桜』、『木蓮莊綺譚』、『樹霊の塔』の長編4作品をはじめ、「伊集院大介の追跡」、「月光座」など生前には単行本化されなかった短編5本も収録。さらに、未完に終わった「スペードの女王」、「天国と地獄」など貴重な作品まで網羅。付録として、本シリーズに多大な影響を与えたレジェンド横溝正史との対談やエッセイのほか、ファンクラブ「薫の会」が全力でまとめあげた「伊集院大介年譜」を、今回、大幅に改定し収録する。また、夫として、担当編集者として、最も近くで栗本を支えた今岡清氏が初めて綴るエッセイ(連載)は、栗本薫がのめり込んだ舞台製作についての想いを初めて赤裸々に綴っている。実母・山田良子氏の日記から栗本の誕生~大学入学までを記した「栗本薫の育児日記」(初公開)も大好評連載中。栗本薫の中学校生活が始まる!

    ※この作品にはカラー写真が含まれます。
  • 栗本薫・中島梓傑作電子全集30 [脚本集]

    1,600pt/1,760円(税込)

    ミュージカル、ストレートプレイ、歌舞伎と、多彩なジャンルの演劇に取り組んだ、栗本薫の脚本集!

    幼い頃から歌舞伎に親しみ、高校時代にはケストナー作『ふたりのロッテ』を脚色した栗本薫にとって、演劇は常に身近な楽しみであった。1979年に脚本と作詞で参加した『ロック・ミュージカル ハムレット』を皮切りに、脚本家、作曲家、あるいはプロデューサーとして携わった舞台は生涯で55本にのぼる。自作小説の舞台化、脚本のノベライズなど縦横に活躍し、ミュージカル作品では自ら作詞作曲も手がけるなど、マルチな才能を存分に発揮した55本の舞台から選りすぐった代表作20本と、貴重な未発表作品3本を収録する。

    未発表作品の目玉は、銀座・セゾン劇場のこけら落とし公演で大島渚プロデュース、やまもと寛斎演出で上演されるはずだった、モラヴィア原作の『仮装舞踏会』。関係者の不幸な事故によりお蔵入りとなったが、初の活字化をした。また、歌舞伎座で上演された歌舞伎作品『彦三太鼓』は、演出の宇野信夫によって大幅に手を加えられたため、栗本によるオリジナル版をこちらも初めて公開する。

    さらに今巻が電子全集の最終巻ということで、監修者が総力を上げて作りあげた、小説、評論、エッセイなどの著作物はもちろん、単行本化されなかった雑誌掲載記事まで、すべてを年表形式でまとめた「栗本薫・中島梓 全著作リスト」は、ファンならマストアイテム。

    夫として、担当編集者として、最も近くで栗本を支えた今岡清氏が初めて綴るエッセイ(連載)は、栗本没後に残された膨大な自筆原稿や創作ノートなどをまとめて葛飾区立中央図書館に寄贈した、その思いを語る。実母・山田良子氏の日記から栗本の誕生~大学入学までを記した「栗本薫の育児日記」(初公開)も大好評連載中。高校最後の年の大学受験秘話も必見。

    ※この作品にはカラー写真が含まれます。

レビュー

栗本薫・中島梓傑作電子全集のレビュー

平均評価:4.6 8件のレビューをみる

最新のレビュー

  • (4.0) 読みごたえがありました
    mafuyuno-kakigoriさん 投稿日:2023/5/8
    【このレビューはネタバレを含みます】 いろいろなジャンルの作品を書いてきたということがよくわかる全集だとおもいます。とくに、エッセイ、評論の分野がよかったです。 続きを読む▼

高評価レビュー

  • (5.0) 「終わりのないラブソング」
    Anno//さん 投稿日:2022/5/19
    【このレビューはネタバレを含みます】 挿絵が吉田秋生先生で、文庫版の表紙を見た時、終わったばかりの「BANANA FISH 」を思い出して思わず手にしていたこの作品。今回フォローしている方のレビューで全集の中にあると知って(感謝です)辛くて読み終わらなかったこの作品を、また読んでみようと思いました。 主人公 二葉をこの歳で見ると、何故?という状況に傷ついた彼の最初の相手は両親で、何の愛情もかけてもらえなかった二葉にとって、少なくともその時だけは親は自分を見ていて、子どもながらに傷きながら両親への愛を感じたのかな?と。だからか愛が欲しくなるとその時と同じ状況に自分を置いては傷ついて…そんな風に生きているのかなと感じました。勇介を求めた二葉の気持ちは親の愛を求めている様で、時が止まった様な彼の無気力感を眺めながら、どれだけ孤独な人生なんだろうと…多分学生時代はこの辺りで苦しくて読むのを挫折したなと。2人のフェンス越しのキスシーンはとても耽美で、イヤらしさのない美しさでした。 二葉が性的な意味も含めて愛したたった1人…竜一。彼の「はぁー俺は幸せだ」(二葉という美しい人を抱けて愛せて…これ以上の幸せは無い)のセリフに、男の人が本当に幸せを感じた時に呟く…何というか、その人に残っている幼児の様な所から出た素の気持ちだなと。ただそんな言葉を隣で言われた方はすーっと我に返って、明日からの生活のやりくりとか。幸せを感じている彼をずっとそのままにしてあげるにはどうしたら良いのか、と考え出して…。ゲイではない二葉もそんな風に一生懸命竜一を愛して…彼のそんな姿は、性を超えた美しさだなと。(素の彼は女子を可愛いと思う普通の青年なのに…) BLというファンタジーにハマる少女達を栗本先生は、「コミュニケーション不全症候群」と言って、そこから彼女達を卒業させるには…と書いたこの物語の最終話。確かに二葉は再生した様に感じたし温かい希望も感じました。ただやっぱりそこにもJUNE的な”永遠”というループな世界も入れてあるな…とも感じ。二葉の体調不良と夢となっているあのレイ プシーン。離人症を発症しているのだとしたら、どちらが彼にとっての現実なのかと(両方?)最終話を読みながらそんな物悲しさと対比した再生は、だからかとても美しかったです あの当時高校生の私は、髪の長い二葉にBUCK-TICKのあの方をあてていました(すみません)今も変わらずお美しい 続きを読む▼
  • (5.0) 顔レビはこれしかないでしょう…
    amfrさん 投稿日:2021/6/19
    【このレビューはネタバレを含みます】 全集#3【ぼくらの時代】より[ぼくらの気持ち]のレビュー:大学時代のバンド仲間、薫・信(シン)・泰彦(ヤス)の3人が1年ぶりに一堂に会し旧交を温めたその3日後、編集者のヤスが担当する年収2億円超の人気少女漫画家が殺される。おホモだち疑惑をかけられながら薫と信はヤスにかけられた嫌疑を晴らそうと…? 全集のラインナップでも一目瞭然、30年間に新刊だけでも約400冊もの本を上梓し幅広い創作分野で活躍した不世出の天才作家・栗本薫さんは、現在のBLの始祖でもあり、竹宮惠子や木原敏江、定広美香らと交友、自ら書く傍ら彼女の小説道場から今もベテランとして活躍中の秋月こお、英田サキ、榎田尤利らを輩出したことでも有名です。 『ぼくらの気持ち』は江戸川乱歩賞受賞作『ぼくらの時代』の続編。ミステリーの謎解きの楽しみもさることながら、[原稿依頼]→[構想]→[絵コンテ]→[ネーム]→[下絵]→[ペン入れ]…とマンガの制作手順に則った章立てでストーリーが進む演出が憎い。 またなんと言っても、当時(1979年)のマンガ業界・(やおい)同人誌業界の赤裸々な描写がすごい。この作品に出会って数年後、高校に入り友人に誘われて初めて行ったコミケも、まさにこんな感じで、作品そのままでしたね…。これを読めば、BL以前の「やおい」全盛期の時代感を心ゆくまで楽しめます。 2021年6月現在、なんと値引き中!これだけの作品数とお宝情報が入ってこのお値段…ありがとうございます。 BL好きなら差し当たり #2【真夜中の天使】 #7【朝日のあたる家】 #11【終わりのないラブソング】 #12【終わりのないラブソング】 #17【JUNE】 #28【JUNE】 を作品紹介文を参考に選ばれてはいかがでしょうか。 ちなみに『ぼくらの気持ち』はシーモアさんで単体でも電子販売されています。 続きを読む▼
  • (5.0) 懐かしい作品
    pecoさん 投稿日:2021/8/14
    学生時代に読んだ栗本薫さんの、終わりのないラブソング。全9巻の単行本が、二冊に纏められています(栗本薫全集の11、12巻)。うん十年前の作品だけあり、スケバンとか女(スケ)とか、文章が古い古い。一冊目はまだ分かるけど、二冊目のグダグダ感、精 神論、同じ問答の繰り返し。ほとんど読み飛ばしました。また、恩のある人を平気で裏切り、ウダウダする主人公にどんなにイライラしたか。小説を読むなら、最近の洗練された作品が多くあります。決して若い方には勧めません。しかし、大昔に読んだこの小説。また読める感動で☆5。 もっとみる▼

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