総力特集「安倍『戦時』内閣の手腕」は、刻一刻と迫る北朝鮮危機を念頭に置くものである。2017年10月の総選挙で再び過半数を握った与党は、憲法改正と消費税アップを実行できるか。混沌とする保守・リベラルの境界と政党地図の変貌をふまえ、わが国の生きる道を問う。特集の「中国は米国を超える?」では、共産党大会後の中国の内情と米中関係を分析。皇帝よろしく党を掌握した習近平主席の対日政策をめぐる次の一手、そして米国の新たな対外政策「原則に基づく現実主義」とは何か。巻頭インタビューには建築家の安藤忠雄先生が登場。プロボクサーから世界に冠たる建築家に至った足跡を辿りつつ、日本社会への提言、未来への構想を存分に語っていただく。