煉獄。地獄の炎で焼かれる、と思ってましたが、天国と地獄の間に位置し生前の罪を償う場所なのだそう。完全に間違った認識でした。初読では1、2巻に比べ印象薄いなと思っていたけど、翌日2読目で重たさ濃さに触れ忘れることができない作品になりました。誰
にとっての煉獄なのでしょう。廉と九堂が好きな自分にとって初読ではただただ廉と九堂の悲痛な話と捉えてましたが、落ち着いて読み直すと、磯瀬に涙が溢れてくる。九堂が復活した時にかける言葉にウルっとなってしまった。悲痛の叫び。九堂だけを慕い崇める磯瀬の姿が頭から離れない。好きさ余って憎さ百倍。それほどまでに焦がれる執念。磯瀬の話もっと知りたいと切望です。初読の印象を払拭し、今は煉獄、すごくお気に入りです。3巻に相応しい燃えたぎるストーリーでした。獣シリーズはまだ続いてますが、続巻読む前に龍と竜シリーズへ。時系列では、龍竜1〜5、獣1〜3、東西1〜4、獣(夜叉)、龍竜(晴明)で読むと良いとあったので。先に進めるにはまだ時間がかかりますが、その間何回獣を読み返すかな、、。それほどに、このゾクゾク感と濃厚さは癖になります。作者様の後書きも楽しいく拝読しています。廉と九堂、いつまでもどれだけでも読んでいたいです。
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