カササギ殺人事件 上(アンソニー・ホロヴィッツ  山田蘭 )の注意事項

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作品内容

1955年7月、サマセット州にあるパイ屋敷の家政婦の葬儀が、しめやかに執りおこなわれた。鍵のかかった屋敷の階段の下で倒れていた彼女は、掃除機のコードに足を引っかけて転落したのか、あるいは……。その死は、小さな村の人間関係に少しずつひびを入れていく。燃やされた肖像画、屋敷への空巣、謎の訪問者、そして第二の無惨な死。病を得て、余命幾許もない名探偵アティカス・ピュントの推理は――。現代ミステリのトップ・ランナーによる、巨匠クリスティへの愛に満ちた完璧なるオマージュ・ミステリ!

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レビュー

カササギ殺人事件のレビュー

平均評価: 4.3 7件のレビューをみる

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高評価レビュー

ヨルガオ殺人事件を読んで
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 何よりもまず、おもしろかった!カササギ殺人事件のときもそうだったけど、普段上下巻ものは読む前に尻込みしてしまうんだけど、長さが気になるひまもないくらい引き込まれて、次の展開が気になり過ぎる〜!
何を書いても全てがネタバレになりそうなほど、たくさんの伏線があって、後半は驚きの連続?
一番の驚きはアンドレアスの登場かな(笑)そんなニチアサみたいなことある!?ってツッコミたかったけど、スーザンに明らかに迫りくる危機をより臨場感たっぷりに仕立てて、さらにその後に明かされる思わぬ事実の伏瀬にもなっていて効果的だなぁと納得させられた。
人間的には決して好人格ではなかったアランに死後も振り回されるスーザンだけど、編集という激務を長年こなして来ただけあって仕事が早い!!事件に関しては素人の部外者だけど、そんな彼女の割り切った仕事ぶりも読んでいて小気味よかった?その仕事術を学びたい…
主人公が部外者でピュントのような名探偵じゃないというところも、フーダニットとして読者にフェアなのがこのシリーズのすごいところ。提示されている事実や手がかりが全てスーザンと読者で同じだから、純粋に犯人当てを楽しめる。もっともそれで犯人が当てられたことはないし、いつの間にか物語を追うのに夢中になってそれどころじゃなくなるんだけど。
ホーソーンシリーズとはまた違って、ややコミカルなのが読みやすくて良い。スーザンの短絡的な部分もあるけどパワフルで愛情深いところが、物語全体をそうさせているのかもしれない。
スーザンやその周りにある出来事や悩みなんかも、ハッピーだけじゃないしんどさもあるけど、皆それぞれ悩みながらも進んで行くしかないリアルな描写が生き生きしていた。本当におもしろかった!
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2件
2021年9月29日
カササギのほうしか
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ まだ読んでいなかったですが、続編も気になるところ。
実に巧妙な展開。
古典的ミステリーが好きなら、楽しめる作品です。
アガサ・クリスティなどを彷彿とさせる展開。
かわった探偵だなと思って読んでいたら、2巻目でああ、なるほどと思いました。
フィクションとノンフィクション的な事件の進行。
それが、うまく交錯していきます。
海外作家ものは、登場人物や背景が頭に入るまでは少々時間を要しましたが、納得のラストでした。
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0件
2024年2月18日
上巻が素晴らしい
1950年代のイギリス田舎町で噂好きの住人や意外な因縁でドロドロといういかにもクリスティっぽい内容で、下巻にはクリスティの孫(マシュー ・プリチャード)までチョイ役で出てくるという。
下巻を読み始めた辺りが自分的には最高潮で、読了後はクリスティ路線部分だけで良いとさえ思いましたが、それだと下巻冒頭の衝撃が無くなりますしねえ。
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2件
2019年1月8日
超絶技巧
本筋の中に、ミステリ小説が1本入れ子のようにはめ込まれた形になっています。本筋と作中作がどちらも面白く、しかも両者が密接にからみ合うという非常に凝った趣向の作品です。優れた物語を評するとき、「作者の頭の中はいったいどうなっているのか」といった言い回しが使われることがありますが、久々にそんな心境になりました。
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1件
2020年4月9日
Aクリスティ好きに推薦したい
カササギーーのレビューです。本当は出来るだけレビュー等仕入れずに とにかく読んでみて欲しい、損しない作品です。上巻で英古典ミステリーに浸れて、下巻読み始め直後!!!!その手法!久しぶりに震撼させられました。上下巻の伏せん回収含めて素晴らしいプロットだと思いました、古典好きじゃない人にもお薦め出来ます。
いいね
0件
2023年8月3日

最新のレビュー

クラシックの心地よさと現代ミステリ
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 本作は、英国古典ミステリへの深い理解と愛情を、現代的な構成力で包み込んだ一作

カササギ上巻では「作中作」として描かれる田舎村の殺人事件が主軸となり、じわじわと人物と疑念が積み重ねられていく‥
その進行は決して派手ではないが、細部まで行き届いた配置が?
アガサ・クリスティ世界観へのオマージュは随所に感じられるものの、単なる模倣に終わらず、構造そのものを遊び尽くしている点が巧み
特筆すべきは、読み慣れた王道が、最後の一行で鮮やかに反転する感覚

クラシックを嗜む読書体験の心地よさと現代ミステリの知的スリルを同時に味わわせてくれる作品
いいね
0件
2026年2月14日

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