これは転生令嬢が豪快にアタックして愛を育んでいくお話です。婚約破棄され大ピンチに見舞われつつも真実の愛にたどり着く。王道と言えば王道な感じですが、話の展開はスピーディでありながら適度な緩急があり、読みやすく、話に引き込まれます。また主役の2
人に嫌味がなくとても好感が持てて、読んでいて楽しかったです。キャラの人物描写や心理描写、各シーンでの描写なども、言葉が多すぎて飽きることもなくかと言って少なすぎて困惑することもなく、ストレスフリーで読めたと思います。これはきっとこういうことなんだろうな、ここはこうなるんだろうな、など、先が読めていたのに思わず感動して泣いてしまったり…上手に書くものだなあ、と関心しきりでした。なんと言いますか、全てが丁度いい塩梅の作品でした。
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