作文・論文執筆に際して参考となる国際バカロレア(IB)教員が自ら宮澤賢治を論じた文章作法の実例。教員は教員としての果たすべき約束事がある。それが著者のしずかな想いでしょう。それを彼は、IB教員として、国際バカロレア(IB)のテキストとして取り上げた作家とその作品を訪ねての《作文・論文紀行》を本書で試みています。本書は、IB生だけでなく、作文・論文執筆に直面している方々には、とても、とても、とても、参考になるものと思います。同時にニホンジンが大好きな著者は、これまで勉強してきたことを「閑塾」として、後輩の方々に役立てることをニホンジンの一人としての責任と考えています。それが本書出版の意図です。