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蜜蜂と遠雷(上)
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蜜蜂と遠雷(上)

751pt/826円(税込)

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作品内容

近年その覇者が音楽界の寵児となる芳ヶ江国際ピアノコンクール。自宅に楽器を持たない少年・風間塵16歳。かつて天才少女としてデビューしながら突然の母の死以来、弾けなくなった栄伝亜夜20歳。楽器店勤務のサラリーマン・高島明石28歳。完璧な技術と音楽性の優勝候補マサル19歳。天才たちによる、競争という名の自らとの闘い。その火蓋が切られた。

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映画化

「蜜蜂と遠雷」

【出演】

出演:松岡茉優 松坂桃李 森崎ウィン 鈴鹿央士

【公開日】

2019年10月4日

レビュー

蜜蜂と遠雷のレビュー

平均評価:4.6 19件のレビューをみる

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高評価レビュー

言葉が音楽のように弾けて押し寄せて波打つ
視覚から入って羽音に導かれ、国際ピアノコンクールのコンテスタント達が一人ずつ少しずつあらわされる。
圧倒的な言葉数で、畳み掛けるような(英語スピーチのような)三連続表現や、効果的な言い換えが頻繁になされる。どれだけの音楽関連の語を我が物にし自在に操ってるんだろうかと驚嘆する。豊富な音楽知識が駆使されながら、会話が自然でリアル。しかし描かれているのは天才達であり、あり得ないレベルの才能の競演。巡り合せ。著者の要所要所の音楽評論を読まされているかの分析的用語遣いに、音楽物の話を作るに当たっての相当なこだわりを感じ、尚且つ専門用語でけむに巻かないエンタメ要素充実、一般の読者目線を忘れない。登場人物達が考え感じ取り影響し合う天才群像。彼らがコンクールを通じて更なる進化を遂げ、立ち止まっていた者の脱皮?の姿が描かれる。それを目撃する興奮がよく伝わる。作者自身の考えや思いを登場人物達にあらゆる角度から言わせた感じ。その思いや表現に納得がいくものだから、ストーリーはドキュメンタリーのよう。
コンクール物というと音楽物の名作漫画「ピアノの森」を思い出さないわけにはいかない。恐らく両作者互いに読んだだろう、と思わせる。
今年11月、モデルの浜松国際ピアノコンクール(3年おき開催)はコロナで中止となった。俄然興味が高まったのに。
その代わりに読む気持ちで本作の季節にもダブらせて読んだ。
まだ下巻の途中。追記予定。
以下追記。
本選の場面はYouTubeでラフ2を聴きながら(ここ辻井伸行氏。この曲は生で聴いてないので、読んだらコンサートに行きたくなった。次いで角野隼人氏グランプリ動画も初めて聴いて想像力の材料にさせて貰った)読んだ。他の曲も聴いたが同時に読むのはこの曲が私には適していた。
結果よりもプロセス、みたいな感じで最後は大フィナーレという過剰演出がなくていい。が、途中、材料多めのあれもこれもの、こってりメニューを感じた。だから、スルッと終わって却って私は読後のもたれ感をなくしてくれたこの行方の示し方、歓迎。
羽音が戻ってきて終了。

それにしてもマサル、弾きながらあれだけ考えるとは、いくら天才肌でも、小説は創作物であると再認識。練習時間確保が難しかったはずの風間塵もしかり。
栄伝亜夜に至っては、「進化」が語られた割には、この数日間の成長は、他のコンテスタント等の描写に割かれた分、感じにくかった。
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5件
2021年11月21日
音が聞こえる!
ピアノコンテストが舞台。ちなみにモデルとなったコンテストは実際浜松で行われてます。その最終選考に残ったピアニストたちの人生が描かれる。養蜂家の父とともに日本中を移動する生活でピアノを持たない!ピアニストの主人公はもちろん、アラサーでいったん就職しながらも夢を諦められないサラリーマンなどなど、当然ながらそれぞれがたくさんのものを抱えてここまでやってきた。全員を応援したくなって困ってしまう。「ピアノの森」の最終章とも似た展開。YouTubeで曲を探して聴きながら読みました。
感動です。
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1件
2019年9月27日
読書なのに音楽鑑賞のような
まさにコンクールに出場する4人の、長い長いドキュメンタリーを見たかのような満足感!
知らない曲もたくさん出てきましたが、想像するだけで音楽が聴こえてくるような描写でとても楽しかったです。
きっと読み終えた人のほとんどが、YouTubeで検索したのでは。笑
曲を聴きながらもう一度読みたいです。
一人一人に感情移入してしまい、みんながんばってほしいと最後は祈るような気持ちに。
個人的には高島明石にもっと活躍してほしかったです。
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1件
2020年4月24日
ピアノコンクールの競争
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 審査員が下す判定のみが評価の基準となるといった意味ではフィギュアスケートでもそうですが、ピアノの場合はビデオ判定が使えない。まさに審査員の主観に頼らざるを得ません。しかしそこに観客の反応が加味されるところが面白いと感じました。

一次予選から順番に振るい落されてゆく演奏者、またそれ故に残った演奏者の喜びと安堵が伝わってきて心が揺さぶられます。

音楽、特にピアノの好きな人にお奨めの小説です。
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0件
2023年9月19日
待っていた
作者は何度も直木賞候補になりながらも授賞がならず選考委員はホントに読んでいるのか?思って何年も経ちました。

この作品を読み、直木賞を授賞して納得。
さらに2度めの本屋大賞も授賞してさらに納得。

作者がこの作品を書き上げるのを待っていたのだと思います。
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1件
2019年11月14日

最新のレビュー

音楽
音楽の姿に充ちた小説でした。とても良かった。
以下、余談ですが、およそ30年前に秋月こお先生が「富士見二丁目交響楽団」という、その後何十巻にもわたるBL小説を書かれました(シーモアさんにもホンの数巻部分だけはあるかも…)。これはBLなので、青年同士の恋愛部分がメインで登場人物にクセもあるのですが、巻を重ねるごとに音楽部分も深くなっていって、音楽家の苦悩や喜びとともに、深いクラシックの真髄というか、美しさや残酷さ、特別だったり当たり前だったりする世界の煌めきを、読み手である私に見せてくれました。
この「蜜蜂と遠雷」は、1つのコンクールの話なので、数十巻に渡る大作と比べると短く感じますが、あの小説以来の音楽の景色を見せてもらいました。ありがとうございました。
いいね
0件
2025年2月16日

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