スピンオフも含めたシリーズ第一弾、レオンハルトとナザリオのお話です。内容としては王道ですし、ハラハラ・ドキドキの展開はあっても誰もが予想するラストへ向けての布石という感じで、落ち着いて読み進められました。ちょいちょいナザリオの思考がマイナス
に傾きすぎる所に、多少の無理矢理感を感じないでもなかったのですが、極端な恋愛オンチ＆鈍い子と思えば逆に楽しめました。
そして今回の主役二人には本当ーに申し訳ないことに、私としては出番は少ないのにクラウスの方が気になって気になって…ナザリオの容赦ない鈍さに打ちのめされた姿が不憫でなりませんでした。そんな訳でシリーズ２作め以降を確認しましたら、次でクラウスの話が読めると分かって嬉しくなりました。ついでに第四弾まで確認しましたら、３でもう一度レオンハルトとナザリオ、４でレオンハルトの異母弟の話となるようです。
更に気になるのは星評価で…一番高いのが２のクラウス編なのです。やっぱり皆さんもクラウスの不憫さが気になったのでしょうか（笑）
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