全英220万部突破!
各賞受賞の絶賛ベストセラー。
エレノアを好きになるのは難しい。
でも彼女の心の鎧の下に隠れていた少女に出会ったとき、
きっと、涙をこぼさずにはいられないと思う。――渡辺由佳里(解説/エッセイスト)
エレノアが忘れたい過去とは何なのか。それが分かった時、
それまでのストーリーは陰影を帯びて、より深く人の心に突き刺さるものとなる。
英語圏でベストセラーとなったのは、決してこの小説が軽くて
親しみやすいからだけではないのだ。――山崎まどか(コラムニスト)
*THE NIKKEI MAGAZINE STYLE Ai
エレノアはちょっと変わった女の子だな、と距離をもって読んでいたのだが、
いつしか自分の物語になっていることに気づく。
「変わろう」と決意し、一つ一つそれを掘り出していこうとするエレノアの姿は、
雪に反射する光のように、透明で、眩しかった。――小橋めぐみ(女優)
経理部で働くエレノア・オリファントはもうすぐ30歳。
彼女の毎日は同じような服を着て同じようなものを食べ、
5時半に職場を出て家路につく、その繰り返しだ。
空気が読めず周囲に疎まれながらも、
部屋の観葉植物を話し相手にひとりの生活を満喫していたが、
ある日会社のパソコンが故障したことから人生が徐々に変わり始め――。
不器用に、でも懸命に生きるエレノアの姿が胸を打つ
NYタイムズ・ベストセラーリストでも1位の全英ベストセラー。