ライトノベルは細かいことを気にせず楽しめるというのが、至高だと思っていて、この作品はかなりの傑作だと思います。ラブコメを含んでいて、完全にコメディのファタジーの部類でとても面白い。
特に僕が素晴らしいと思ったのは、統一言語などを使っているあ
り得る理屈などを明確に背景にしつつ、地名に固有名詞をほぼ使わずにとても読みやすい形にしているところです。他の作品への批判となりますが、本筋と関係ない設定を細かく自己満足で作ってるのに、貨幣とか国家の本質をわかってなくて雰囲気で書いてるからシリアスを気取ってるのに現実感が無かったり、正しいっていう意味の本質を考えたことないんだろうなーみたいな薄っぺらい正義だったりみたいな作者の方の承認欲求とかゲンナリするところがこの作品にはまったくありません。たぶん、この作品の作者の方はいろんなことの本質をわかっていて、あえてわかりやすく、バカらしく表現してるんだろうなーと思います。また、ひどい目にあってからの追放とメシウマの展開って、されたことと罰のプラスマイナスが悪いと作品としてひどいことというか、面白さがまったく無くなるのですがこの作品はそういったバランスも素晴らしい。
ぜひ続きが読みたい作品なので今後も楽しみにしています。
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