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文明の衝突か、共存か

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作品内容

※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

ハンチントンの論文が日本人にとって不愉快なのは、西洋対非西洋、西欧文明対イスラム・儒教コネクションの構図のなかで、むしろ日本が孤立することに展望の重点をおいているかに思えるからだ。実際に、湾岸戦争からバルカン危機やチェチェン紛争にいたる国際政治の緊張をはらんだ構図のなかで、日本の政局と世論の動きを見ると、日本がいよいよ〈ハンチントンの罠〉に落ち込んでいくように思えてならない。(中略)日本も東アジアの国際安全保障をプラグマチックな政策の次元だけでなく、ポスト冷戦の文明論や政治哲学の大きな見通しのなかで位置づける必要性が要請されるに違いない。これこそ、「文明の衝突」の議論ひいてはハンチントン論文から反面教師として学ぶべき点なのかもしれない。(「序章「文明の衝突」と日米関係をめぐって 一 カール・ポパーとハンチントン」より)
 イギリスの十八世紀(西欧一般の文脈では啓蒙期)は現代への転換期にあたり、同情vs私利の道徳原理、時計と勤勉を基にした市場経済体制、美と倫理の拠りどころとしての自然観などが新しく生まれてきた世紀であった。西欧社会では(そして日本でも)、こうした観念は今ではほとんどあたりまえになっているので、それらが社会の通念として定着していくまでの旧い通念との葛藤、新しいパラダイムが慣習のなかに組み込まれ、文化のアイデンテイテイが微妙かつ決定的に変容していくプロセスは多くの場合忘れられている。「文明の対立と共存」という本書の主題にひきつけて考えるとき、文明圏対立のエピサイクルとして同一社会における慣習の総体としての文化対立(そして変容)という視点はそれなりの意義をもつものと思われる。(「あとがきに代えて」より)
目次
序章「文明の衝突」と日米関係をめぐって
I 文明の意味
 第1章 思想の拠点としてのグローバリズム
 第2章 文化帝国主義と近代科学技術
 第3章 「文明」の解体:「文明」概念の再構築のために
 第4章 〈差異〉と〈共存〉
Ⅱ 地域と文明
 第5章 「アジア・太平洋の時代」と日本
 第6章 チャイナ・コネクションと文明
 第7章 中国近代の再統合と文明圏の主張
 第8章 無文字社会を遠く離れて:西スーダンの国家とコミュニケーション
 第9章 対峙する解放の神学とエヴアンジェリズム:中南米
Ⅲ 〈中心〉の文明
 第10章 中央ヨーロッパとは何か:文化論的記述の試み
 第11章 シヴィリアンパワーの政治学:ポスト冷戦時代のドイツのゆくえ
 第12章 アメリカの文明の希望と呪い
対談 何が歴史を動かしているか
あとがきに代えて:文明と文化の回路

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作品ラインナップ 

  • 文明の衝突か、共存か
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    ハンチントンの論文が日本人にとって不愉快なのは、西洋対非西洋、西欧文明対イスラム・儒教コネクションの構図のなかで、むしろ日本が孤立することに展望の重点をおいているかに思えるからだ。実際に、湾岸戦争からバルカン危機やチェチェン紛争にいたる国際政治の緊張をはらんだ構図のなかで、日本の政局と世論の動きを見ると、日本がいよいよ〈ハンチントンの罠〉に落ち込んでいくように思えてならない。(中略)日本も東アジアの国際安全保障をプラグマチックな政策の次元だけでなく、ポスト冷戦の文明論や政治哲学の大きな見通しのなかで位置づける必要性が要請されるに違いない。これこそ、「文明の衝突」の議論ひいてはハンチントン論文から反面教師として学ぶべき点なのかもしれない。(「序章「文明の衝突」と日米関係をめぐって 一 カール・ポパーとハンチントン」より)
     イギリスの十八世紀(西欧一般の文脈では啓蒙期)は現代への転換期にあたり、同情vs私利の道徳原理、時計と勤勉を基にした市場経済体制、美と倫理の拠りどころとしての自然観などが新しく生まれてきた世紀であった。西欧社会では(そして日本でも)、こうした観念は今ではほとんどあたりまえになっているので、それらが社会の通念として定着していくまでの旧い通念との葛藤、新しいパラダイムが慣習のなかに組み込まれ、文化のアイデンテイテイが微妙かつ決定的に変容していくプロセスは多くの場合忘れられている。「文明の対立と共存」という本書の主題にひきつけて考えるとき、文明圏対立のエピサイクルとして同一社会における慣習の総体としての文化対立(そして変容)という視点はそれなりの意義をもつものと思われる。(「あとがきに代えて」より)
    目次
    序章「文明の衝突」と日米関係をめぐって
    I 文明の意味
     第1章 思想の拠点としてのグローバリズム
     第2章 文化帝国主義と近代科学技術
     第3章 「文明」の解体:「文明」概念の再構築のために
     第4章 〈差異〉と〈共存〉
    Ⅱ 地域と文明
     第5章 「アジア・太平洋の時代」と日本
     第6章 チャイナ・コネクションと文明
     第7章 中国近代の再統合と文明圏の主張
     第8章 無文字社会を遠く離れて:西スーダンの国家とコミュニケーション
     第9章 対峙する解放の神学とエヴアンジェリズム:中南米
    Ⅲ 〈中心〉の文明
     第10章 中央ヨーロッパとは何か:文化論的記述の試み
     第11章 シヴィリアンパワーの政治学:ポスト冷戦時代のドイツのゆくえ
     第12章 アメリカの文明の希望と呪い
    対談 何が歴史を動かしているか
    あとがきに代えて:文明と文化の回路

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