傷ついた心をどのように癒していくのか、内に籠りたがる思いをどうやって外に向けさせるのか。
幼い頃ゆくえしれずになった従姉妹のヒロインを長年探して、ようやく再会できた喜びと疑心からとったヒーローの行動は決して褒められたものではなかったけど、そ
れを反省し(ある意味、潔かだったことに安堵したから?)ヒロインに優しく接するようになり思いやりあふれる対応をして、過去に縛られるヒロインに自分を犠牲にしてまでも心を開いていけるよう尽くし切るヒーローに心が揺さぶられた。穏やかに時を経て静かに包み込むように。そうやってヒロインは少しずつ前向きになれた。そこの表現がとてもよく書かれていてさすが西條先生!だと思った。
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