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パリの美術学校で学ぶ日本人画家・片岡哲夫、彼に恋い焦がれる下宿先の娘・アンナ、そして親友だったドイツ人・エリッヒ。若者3人の友情は、やがて戦争という災禍に巻き込まれ、ねじれてゆく……。 第二次世界大戦下のフランス、パリ。退廃芸術理論を推し進めるナチスによって奪われた絵画には、大量の贋作が紛れ込んでいた。その見事な贋作を作り続けたのは誰か。ナチス党内で頭角を現し、特別任務を受けて調査を始めたエリッヒは、やがてバロンと呼ばれる画商、そして彼に付き添う若き日本人画家の存在に気づく。 電子オリジナルの長篇サスペンス小説。●佐野広実(さの・ひろみ)1961年横浜生まれ。1999年第六回松本清張賞を『芳年冥府彷徨』(島村匠名義)で受賞。2020年第六十六回江戸川乱歩賞を『わたしが消える』で受賞。近作は『誰かがこの町で』(講談社)。電子書籍封切作品に『ムッシュ・ジャポネ』『浮世絵鑑定談』『森嶋中良 御典医の次男坊』がある。「新青年」研究会会員。
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