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あなたの愛など要りません
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あなたの愛など要りません

1,200pt/1,320円(税込)

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作品内容

形ばかりの正妻と知りながら、恋焦がれていた王国騎士団長と結婚したラシェル。後継を設けるためだけの愛のない新婚生活を経て、ようやく授かった息子を必死に育てるものの、とある事件をきっかけに彼女は命を落としてしまう。しかし、目を覚ますと、結婚式の日に時間が巻き戻っていた! なぜ二度目の人生を送ることになったのか、やり直しの意義とは何かを考えるラシェル。――今度こそ、本当に大切にするべきもの、愛するわが子を守ってみせる。そう、あなたの愛など要りません! 決心した彼女は過ちを繰り返さないよう、新しい幸せな人生に向かって歩みはじめて……。虐げられた令嬢の大逆転劇、開幕! ※電子版は単行本をもとに編集しています。

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  • あなたの愛など要りません

    1,200pt/1,320円(税込)

    形ばかりの正妻と知りながら、恋焦がれていた王国騎士団長と結婚したラシェル。後継を設けるためだけの愛のない新婚生活を経て、ようやく授かった息子を必死に育てるものの、とある事件をきっかけに彼女は命を落としてしまう。しかし、目を覚ますと、結婚式の日に時間が巻き戻っていた! なぜ二度目の人生を送ることになったのか、やり直しの意義とは何かを考えるラシェル。――今度こそ、本当に大切にするべきもの、愛するわが子を守ってみせる。そう、あなたの愛など要りません! 決心した彼女は過ちを繰り返さないよう、新しい幸せな人生に向かって歩みはじめて……。虐げられた令嬢の大逆転劇、開幕! ※電子版は単行本をもとに編集しています。

レビュー

あなたの愛など要りませんのレビュー

平均評価:4.2 92件のレビューをみる

最新のレビュー

  • (5.0) 良いのでオススメしたいです!
    Mjgさん 投稿日:2024/10/12
    意外な人だった。自分の存在が失くなったとしても、ただ1人の幸せな人生を望んで全てをかけた。 立読みの途中までで心が揺れ、3人の幸せを願いました。続きが読みたいです!

高評価レビュー

  • (5.0) ランスとラシェルの愛に感動…!
    parariraraさん 投稿日:2023/12/24
    【このレビューはネタバレを含みます】 これは傑作…!ライトノベルじゃねえ、文学作品だよこれ…! ランスロットの無償の愛、ラシェルの母としての愛、キンバリーの包み込むような優しい愛…そんな美しい愛の数々の他に、アリーのからりとした穏やかな愛や、ヘンドリックの無自覚で歪んだ愛など、様々な愛の形に溢れた作品です。 他の方もおっしゃるように描写は群像劇の形に近いですね。 ラシェルやランスたち以外にもアリー視点の描写もあって良かったです。彼女のさっぱりと飄々として、力強く生きるキャラクターは素晴らしい。決して悪役ではないところも良い。あと意外と常識人なところも。 あとヘンカス(あんなのカス呼びでいいよな?)視点の描写も意外と多かったです。出る度にムカつく行動するから、うるせえすっこんでろドグサレサイコ野郎って思ってたけど。 そんな腐れ野郎のヘンカスが中盤あたりからゆっくりと、真綿で締めるようにじわじわと崩壊していく様は最高でした。ほぼ勝手に自滅こいてただけですが。 決してオラッ断罪!スカッと爽やか!って感じじゃないけど、あれは緩慢で致死性の断罪描写だったと思うのですよね。なぶり殺しスタイルの断罪、最高に良いです。 そしてこんな奴にも救済の道があるのがこの作品のポイントであり良いところ。 でもこいつラシェルへの数々の酷い仕打ちだけでなく、アリーに子どもが出来た時も「子どもが出来たの」→「そうか(虚無)」ってクソみたいな対応してんだよね。 やっぱこいつ救済要らねえわカスだわ、死んでくれ(死んだけど)。 あといくつかの伏線が回収されてない、というレビューがありましたが多分伏線は全て回収されていると思います。 はっきりした描写じゃなく「多分あの時のあれもこいつの仕業かなあ」とか「ここまで言えばわかるわね?」って感じの匂わせ描写もあるので、若干わかりにくいですが。 伏線回収がされてるのは嬉しい誤算でした。 皆様のレビューにはいつも作品購入の判断材料として大いに助けられていますが、時には自分の直感を信じて買うのもアリだなと思った次第。 こういう感動と余韻に浸れる作品に久々に出会えた気がします。買って良かった! 続きを読む▼
  • (5.0) 面白かった!
    葉季さん 投稿日:2024/8/26
    【このレビューはネタバレを含みます】 いつも途中で飽きちゃうのか小説を読み終えることが少ないんだけど、これは一日で読んじゃいました! ラシェルやランスについては言わずもがな、皆様が語ってくださっているので割愛します。 ヘンドリックについての感想です。 漫画やアルファポリス様で公開してる外伝を読んじゃってから書いてるので、そんな描写無かったなんてことがありましたらすみません。 灰色ローブさんが言っていた、心にひびが入っている、とはヘンドリックとして生まれる以前に修繕できないほどの心の傷を負っていたせいで、自身の感情の機微すら分からない人間になってしまった? 英雄と呼ばれ負け知らずだったヘンドリックが初めて戦闘中に背中を庇われたアリーに感じたのは戦友に対するそれで、 けれど頑なに運命や愛情だと言っていたのは人生で与えられてきた感情のカテゴライズではなく、生まれて初めて自身で気づいた感情だったから? ラシェルに対しても遅すぎる初恋を拗らせた頃にはすでにアリーという恋人がいる、愛を捧げるのは人生で一人じゃないといけないという教えに固執したせいでラシェルを魔女と罵って行動し、結果最悪な事態を引き起こしてしまった。 だけど一度目の人生でラシェルを殺してしまったことにキンバリーですら初めて見る涙を流し、後に塔から飛び降り、記憶がない筈の二度目の人生にも影響を及ぼすほどに深層心理では確かにラシェルを愛していたと思うヘンドリック。 これでもし……物語の前提を壊すもし、だけど。 もしヘンドリックが幼少時に初恋を経験していたなら。もし自身の感情から逃げずに少しでも向き合っていたなら。もしアリーが男性だったら運命の恋なんて言わずそれこそ背中を預け合う友になっていたかも。 どこかで少しでも歯車がズレていたら……なんて考えてしまう。 小説の最後、ラシェルが息を引き取るまで白い世界に留まっていたヘンドリックはきっと心の傷も回復したから生まれ変わりに入ったんじゃないかと思う。 続編があったなら、ヘンドリックにもぜひどんな形であれ幸せになってもらいたいです……! 長文駄文失礼しました 続きを読む▼
  • (5.0) 買って良かった。大作でした!
    mosimさん 投稿日:2024/9/6
    【このレビューはネタバレを含みます】 読み終わった時、ロスを感じる程の没入感がありました。一番心に残ったのは、ろくでもない旦那、ヘンドリックです。ヒロインの一度目、二度目どちらの人生でも、人でなしな所業です。しかし「人の感情の機微が分からない」という欠点があり、生きづらさを抱えた人物でもありました。一度目ではヒロインを殺傷してしまい、涙を流し、悔恨の投身自死。二度目では、記憶がないにも関わらず潜在意識で、ヒロインの殺傷を避けようとします。爵位や騎士団団長の地位も、執着せずに手放すし、弟が妻に想いを寄せていると知って、離婚し妻に自由を与えます。そして平民となってからは、荷運びの人足を生業に選び、最後は自死に近い事故死。ヘンドリックは妻子に確かに無慈悲でしたが、一方で欲がなく、潔さも感じられて、可哀想だとも思えました。ただこの作品のすごいところは、その様な断罪されて当然そうなヘンドリックにも救済の手が差しのべられているところです。白い世界で魂の修復を経て、輪廻転生していくのでした。自業自得とはいえ、不器用で偏屈な幸薄い男の生き様が、なんともやるせない気持ちになり、一番印象に残ってしまいました。 ヒロインは二度目では、幸せなシーンも多いです。義父母、義弟がいい人達で、身内の息子(ヘンドリック)に怒り、嫁であるヒロインの味方でいてくれます。息子(ランス)は優秀で母想い。言うことありません。レビューでは評価の分かれる愛人のアリーですが、個人的には嫌いではありませんでした。欠点はあるものの身分をわきまえた言動ですし、まっとうな常識人だと思いました。ただ出産前にヘンドリックを失い、結局苦労することになりそうです。夫婦揃っての子育ては望めなくなりました。穏やかな3人家族の描写はあってもいいと思えましたが、叶いませんでした。 いろいろ切なくて、心乱されますが、最終的に大団円を迎え、読んで良かった作品でした。 続きを読む▼
  • (5.0) 感動した。
    はるっちさん 投稿日:2024/9/5
    【このレビューはネタバレを含みます】 一度目は、誰も救われず、読んでいて辛かった。 一度目のランスロットが、それでも母の幸せを思う気持ちの健気さに泣けた。 そして、二度目、ヒロインは回帰前の記憶を持っているので、今度こそ息子を愛そうと、たくさん努力する姿が愛らしい。これは、キンバリー、忘れることできず惚れ直しちゃうって(笑) キンバリーは、本当にいいやつなので、二人が報われて良かった。 しかし、ヘンドリックは、最初から最後までクズで無機質男だな。もう、行為の時なんて、ヒロインがかわいそう過ぎて…。あれはトラウマになるって。その後、キンバリーと幸せになっても、行為に至ろうとするとフラッシュバックしちゃって、ここも読んでて辛かった。 もう、ヘンドリックが登場するだけで、ムカムカイライラしたわ。これだけ嫌な気持ちになる主役級の男性キャラは、稀に見るほどよ。本当に、救いようがない。 あと、ヘンドリックが固執してたアリーだけど。 私は好きになれない。 生きるために仕方がないことがあるのは、わかる。 でも、ヘンドリックに甘んじていただけで、外の世界を知ろうとせず、結果、公爵家の人々を不幸にしてるよね。 噂を確かめなかったり、貴族の仕事を知らなかったりさ。 別に全てを細かく知ろうとしなくていいんだけど、自分に関わることは、知っとこうよ、無知も罪なんだよ。 と、私は思うので。で、最後までバカだし。 その他の主要キャラは、皆、思いやりのある優しい人々なので、読んでいて、応援したくなります。 ランスロットの成長が良き。 この物語は最後まで読んで、愛の何たるかや無償の愛の深さがわかるので、ぜひ、文章で読んでほしいです。 続きを読む▼
  • (5.0) 母を思う子が愛しい
    桃流葉さん 投稿日:2023/11/12
    【このレビューはネタバレを含みます】 主人公の最初の人生が可哀想(気の毒過ぎてなかなか読み進めることが出来ないくらい)。彼女の夫がとにかく腹立たしいし残酷。母を亡くしたあとの息子の行動とその気持ちに胸が痛くて悲しい。 夫は元々機微に疎い人で、貴族だったから騎士団だけど、そうでなければ乱暴者としてスラムで一人で生きていくタイプだよね。そんな人がなぜ若い愛人に固執したかも理解出来なかった。 主人公は息子のおかげで(そのことを主人公は知らないけど)時間を巻き戻してもらい生き直す。夫に振り回されずに息子を愛する。時を越えて母子が思い合っているのに涙。2度目の人生は母子ともに幸せだったと思う……新しい出会いがあってホントに良かった。 私は、夫に機微が戻っても、主人公とはこのあとも出会ってほしくない。主人公の最初の辛さを分からせたいと強く思うくらい、夫が嫌いです(苦笑) 続きを読む▼

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