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「近世仏教堕落論」は超え難い大きな壁であったが、近年の新しい研究によりそれは乗り越えられつつある。
近世国家の幕開けとなったキリシタンとの邂逅、そして仏教との交渉、研究が進む寺檀制度の新たな姿、民衆の中に根付いた勧進の宗教者などの多様なアプローチ。
「近世こそが仏教が民衆化した時代である」。近世における民衆仏教信仰、寺院の生き生きとした仏教世界を探る。
【目次】
第1章 キリシタンと仏教
第2章 近世国家と仏教
第3章 仏教と江戸の諸思想
第4章 教学の進展と仏教改革運動
第5章 幕府寺社奉行と勧進の宗教者―山伏・虚無僧・陰陽師
第6章 「葬式仏教」の形成
特論Ⅰ 仏像を通して見る古代日本の仏教
特論Ⅱ 仏教建築の変遷
【執筆者】
編集協力・松尾剛次、佐藤弘夫、林 淳、大久保良峻
黒住 真、曽根原 理、前田 勉、西村 玲、林 淳、岩田重則、長岡龍作、藤井恵介、大桑 斉、水上文義、中野三敏、渡辺麻里子、松下みどり、真鍋俊照、辻 惟雄