電子コミック大賞2025
漫画(まんが) ・電子書籍のコミックシーモアTOP小説・実用書小説・実用書 千歳出版 古典名作文庫 しじみ河岸しじみ河岸
無料会員登録で【70%OFFクーポン&最大100%pt還元】

作品内容

ひたむきに生きる市井の人々や武士を丹念に描いた時代小説を数多く著すも、自身の信念から直木賞はじめ全ての文学賞を辞退した山本周五郎。人間の内面や人生の本質に深く迫る傑作短編『しじみ河岸』を収録。

お得なラノベ・小説・実用書クーポン!
詳細
  
簡単
1巻から|最新刊から

作品ラインナップ  1巻まで配信中!

レビュー

しじみ河岸のレビュー

平均評価:5.0 1件のレビューをみる

レビューを書く

最新のレビュー

この作品は、二度と読めないかもしれない…
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 読み終えたあと、なんとも言えないやり切れなさに思わずため息をついてしまった。「なんでもいいから休みたい、手足を伸ばして、ゆっくり、いちど休めたら、それでもう死んでもいい」と語ったお絹。そしてそれが叶ったのが、身代わりの下手人として入った牢屋の中とは…。行政を頼ったり公共のサービスを利用したりできる現代とは違い、家族に何か問題が起きたら、その家族内でどうにかしなければならなかった時代。牢から出たお絹の、これからの暮らしを想像すると暗澹たる気持ちになる。日々生きることにも心底疲れ切っていたうえに、将来を約束した人をも失ったお絹が、「身代わりになってくれたら、家族の面倒はみる」と言われてそれを引き受けたのを、誰が責められるだろうか。山本周五郎の作品は何度でも読み返したいものが多いが、この作品は二度と読まないかもしれない。いや、正確には「読めない」かもしれない。あまりにやり切れなく、哀しい気持ちになるので…。
いいね
0件
2025年10月19日

この作品を読んだ人はこんな作品も読んでいます

 

Loading

 

 
 

 

Loading

 

 
 

 

Loading

 

 
 

 

Loading

 

 
 

 

Loading

 

 
 

お得情報をGET!登録してね

▲ページTOPへ