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今月(4月1日~4月30日)

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シーモア島
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投稿レビュー
  • 簪お沙絵

    魔木子

    どれも最後が哀しく切なくて、涙。
    ネタバレ
    2026年4月6日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 表題作の他に「雷神おしん」「斑猫おみつ」の計3作品を収録。許嫁の仇を討ち、またそのために仇の息子に討たれるお沙絵。皮肉な運命に翻弄され、自分の身分の証となる雷神丸と偶然巡り合うも実父との再会叶わず死を選ぶおしん。知らぬうちに母殺しの片棒を担ぐことになり、愛する男にも何度も裏切られて最後は刑死するおみつ。三者三様の死に様がそれぞれに哀しく、胸を打ちます。これはレディコミというより、ヒューマンドラマと言うべきでしょう。
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  • イシュタルの娘~小野於通伝~

    大和和紀

    一味違う戦国もの
    2026年4月2日
    大和和紀先生の繊細な絵と、史実に基づく緻密でドラマティックなストーリーで、最後までグイグイと引き込まれてしまいました。個人的には真田兄弟が一番好きです♡(笑)
    戦国時代に生きた人物を描いた作品は色々ありますが、於通というヒロインを通して描かれたこの作品は、今までに読んだどの戦国ものよりも魅力的でした。面白いだけでなく、歴史の勉強にもなり、お勧めです。
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  • 若草物語

    ルイーザ・メイ・オルコット/水谷まさる/古典名作文庫編集部

    懐かしい翻訳
    2026年3月25日
    かなり古い翻訳なので古めかしい表現も多くありますが、昭和の民の私にはその古さが懐かしい!小さい頃に読んだ翻訳本を思い出すんですよね〜。今読んでも、4人姉妹それぞれの個性がいきいきと描き出されていて、姉妹同士のちょっとした会話や喧嘩がリアルで、読んでいて本当に楽しい!大人になった今でも、大好きな作品です。
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  • 雪華菩薩

    魔木子

    妖しくも哀しい女の業と性(さが)
    2026年3月25日
    表題作の他に「美人局お絹」「紅蓮の月」の計3作を収録。どの作品も、艶めかしいエロさだけでなく、女の持つ業の深さと哀しみも併せて描かれているのが、いかにも魔木子先生らしいです。作画の美しさにも魅せられました。
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  • ぱすてると~ん通信

    わかつきめぐみ

    温かく優しい気持ちになれる作品
    2026年3月21日
    ほんわかとした独特の絵とストーリーに癒されます。何気なく送っている日常の中の優しさや、人と人との心の繋がり、そういったもので心が温かくなる作品です。
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  • パラサイト・イヴ

    瀬名秀明

    緻密に練り上げられた傑作SF作品
    ネタバレ
    2026年3月21日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 映画化されると話題になった時(1997年ごろ)に一度読んだことがあります。高校生の時に生物を選択していたのでミトコンドリアの存在は知っていましたが、女系遺伝とは知らなかった(私が忘れていたのかもしれませんが)ので、結末の種明かしにはあっと言わされました。
    作者が東北大学薬学部の院生時代の作品なので、作中に専門用語が多く出てきます。読んだ当時の紙媒体では調べようがありませんでしたが、電子版ではすぐ調べられるのが良いですね。
    ちなみに、映画は最後の結末が原作とは全く違います。あと作者さんもチラリと登場しますので、探してみるのも楽しいかも。
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  • 愛蔵版 花ざかりの君たちへ

    中条比紗也

    イケメンパラダイス♡
    ネタバレ
    2026年3月21日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 高校生たちがわちゃわちゃと元気よくて、読むと元気になります。キャラクターも、みんなそれぞれ魅力的で見ていて楽しいです。個人的には花屋敷ひばり様のキャラの濃さが一番好きですね(笑)。
    好きな男の子のために奮闘する瑞稀ちゃんが健気で、応援してました。みんなと一緒に卒業出来なかったのは残念でしたが、佐野君とハッピーエンドだから良し!
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  • きらきら馨る

    高橋冴未

    平安コメディ♡
    2026年3月20日
    平安時代を舞台にしたコメディ作品と言えば「なんて素敵にジャパネスク」が真っ先に思い浮かびますが、それとはまた一味違った平安コメディです。軽〜いノリで気楽に楽しめます。なんと言っても宮様ズの活躍ぶりが良い!中務卿宮の妖しくアブない魅力が最高にツボでした(笑)。
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  • トレース 科捜研法医研究員の追想

    古賀慶

    ダークヒーロー、誕生。
    2026年3月16日
    作者が元・科学捜査官だけあって、非常にリアリティ溢れる作品です。犯罪の証拠の探し方、採取方法、調査方法などなど、こんなに大変なことをしてるんだ!と驚きました。
    それにしても、主人公の家族の死の真相は意外すぎたし、それ以上に檀はヤバすぎる!アブない男だな〜と思っていたら、途中からどんどん存在感を増してきて、ダークヒーロー化しちゃったし。スピンオフ作品まであるということは、あのアブない魅力にハマってしまった読者が大勢いるということですよね。かくいう私もその1人なんですが。スピンオフ作品「ブルータル」での檀の暴れっぷりを見るのが楽しみです。
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  • 喧嘩ばかりだった婚約者がいきなり溺愛してきます【合冊版】

    絢瀬マコト/マチバリ

    記憶喪失がたったの1ヶ月…?
    ネタバレ
    2026年3月9日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 全巻無料だったので試しに読んでみたのですが、ヒロインの記憶が飛んだ(とされた)期間がたったの1ヶ月?そんな短い間で、それまで喧嘩ばかりだった婚約者と和解してプロポーズを受けてOKしてたとするのは、かなり無理あるな〜(笑)。10年なら、まあ分かるけど。
    エロに走るのかと思えば中途半端に終わるし、ヒロインの兄の恋愛は拍子抜けするほど簡単に上手くいくし。なんかいろいろ「いやいや、そうじゃないだろう」感が半端ない(笑)。課金してまで続きを読もうとは思えませんでした。
  • アヴァロン・ベイビーズ

    森園みるく/及川拓郎

    もっと続いてほしかったな〜
    2026年3月4日
    セクシーかつ強いオンナ3人が、街のワルどもをブッ飛ばすのが爽快で好きでした。マッチポンプ含め、みんなの過去エピソードとかもっと読みたかったのに唐突に終わってしまって「なんで〜?!」でした。
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  • 吾輩は猫である

    夏目漱石

    出世作で代表作(の一つ)なんだけど…
    2026年2月28日
    何度読んでも、どこがどう面白いのかさっぱり分かりません。「猫の目線」で人間社会を眺めて分析しているのが、発表当時は非常に斬新かつ新鮮だったのでしょうし、現代でもそこが魅力なのでしょうけど。
    夏目漱石の他の作品(「こころ」「虞美人草」など)は好きなのですが、私はこの作品とはどうにも相性が合わないようです。残念。
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  • ノストラ探偵団

    かわみなみ

    昭和のギャグ満載!
    2026年2月28日
    次々に繰り出される懐かしいギャグやパロディが、昭和の民の私の心にぶっ刺さりまくりです(笑)!キャラの濃さもたまりませんな〜。メインの3人もそれぞれ良い味出してますが,個人的にはイカちゃんが一番好きです!あとは菊パパ(笑)。
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  • ラ・グランダム

    高口里純

    必ず「虹色仮面」を読んでから読みましょう
    2026年2月28日
    「虹色仮面」の真留寿と空也の過去の話です。「虹色仮面」のような謎解きストーリーではなく、2人のイギリスとアメリカでの青春時代が淡々と描かれています。2人とも、頭脳にもお金にも機会にも恵まれてるエリートなので、私のような庶民には程遠い世界でした。共感要素ゼロ(泣)。目立つ登場人物はみんな美形なので、目の保養にはなります。
    真留寿と空也の熱狂的なファンの方は楽しめるかもしれませんね。
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  • 虹色仮面

    高口里純

    コスメとメイクの持つ魔力と威力
    2026年2月26日
    メインキャラがみんな美しくて、特にナナコの時の虹の美しさにうっとりしながら読んでいました。元々女に生まれついた私より、虹の方が女子力高くて羨ましいです(笑)。クラランスやアペックスアイの肌診断、アジアンコスメとか、昔流行ったな〜。懐かしい!
    探偵社への依頼の解決しつつベガの過去に迫るストーリーも、メイクやスキンケアに関する蘊蓄も、面白くてぐいぐいと引き込まれてしまいました。同じ作者の別作品(「少年濡れやすく恋成りがたし」)のキャラクターが出てきた時にはニヤニヤしちゃった(笑)。
    高口里純先生の描く美形が好きな方におすすめします。
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  • 新 ダークネス

    魔木子

    弓削さんが好きです!(笑)
    2026年2月17日
    「ダークネス」がとても良かったので、かなり期待して読み始めたのですが、なんか思ってたのと違う(笑)。他の方のレビューを読んで、前作とは色々違うというのは分かってはいたんですけどね。しおりの「空っぽの人生」を「ぞっとする闇のように深い孤独」と表現していましたが、私には緋沙の魔性ほどには「闇」だと思えませんでした。どうしても緋沙としおりを比べてしまうし、緋沙と比べるとどうしてもしおりがアホっぽく見えてしまって、最後まで共感できませんでした。
    いつもクールな印象だった緋沙が、しおりと一緒にいる時にはすごく楽しそうな笑顔だったのが印象的でした。あと、何かと有能な弓削さんが良い味出してて好きです♪
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  • 91歳5か月 いま想うあの人 あのこと

    岸惠子

    なんとゴージャスな顔ぶれ!
    2026年2月15日
    岸惠子さんの思い出の中に生きるさまざまな人々についての回顧録です。さすがにすごい顔ぶれ!名前しか知らない方も、名前も活躍ぶりも知っている方も、それぞれのエピソードがとても興味深くて楽しめました。
    それにしても、表紙の岸惠子さんの、なんと凛としてお美しいこと!これがスターの貫禄か…本当に素敵な方で、憧れます。
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  • 愛蔵版 花咲ける青少年

    樹なつみ

    壮大なスケールで魅せる!
    2026年2月13日
    世界規模の「夫探し」というスケールの大きさ。夫候補たちのそれぞれが抱える過去の(あるいは現在進行形の)悲しみや苦しみを掘り下げることで見えてくる人間ドラマ。魅力的なキャラクターたち(特にイケメンが多くて嬉しい!←ここ大事!笑)。何もかも、最初から最後まで面白かった!
    何度でも繰り返し読みたくなる、大好きな作品です。ありきたりな展開の恋愛ものでは物足りない方、壮大なスケールの作品を楽しみたい方におすすめ!
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  • テレプシコーラ/舞姫 第2部

    山岸凉子

    六花ちゃんの新たな挑戦
    ネタバレ
    2026年2月10日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 第1部から数年後、ローザンヌ国際バレエコンクールに挑戦する六花ちゃんの奮闘と新たな出会いが描かれています。バレエに興味があるひとなら名前は聞いたことがある有名なコンクールを参加者目線で読めて、とても興味深かったです。空美ちゃんが、顔も名前も変わって再登場したのにはびっくり!
    第3部の予定はないのかしら?その後の六花ちゃんとローラの姿を見たい!
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  • アクロイド殺し

    アガサ・クリスティー/羽田詩津子

    このトリックは成功か、それとも…
    ネタバレ
    2026年2月10日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 「語り手が犯人のワケがない」という読者の先入観を逆手に取ったトリックは、今では珍しくありませんが、この作品の発表当時は「このトリックはフェアか否か」で論争にもなったとか。この作品以前にも「語り手が犯人」という作品は存在していたらしいのですが、クリスティーの本作品がこのトリックを最初に使った作品のように言われてますよね。不思議〜。
    いつもは作者の思惑通りにミスリードに引っかかる私ですが、この作品だけは何故か「この書き方は不自然だなぁ。犯人はこの人なんじゃ?」と気がつきました。というより、あの書き方では不自然に思って気づいた読者は結構多かったのでは?「この人、この10分の間、何してたんだろう?」ってね。
    クリスティーの作品の人気ランキングではよく上位に入っている作品ですが、私個人としてはそこまで評価される作品なのか疑問に思います。このトリックは不成功だと思うので。
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  • ダークネス

    魔木子

    女としてどう生きるか
    ネタバレ
    2026年2月10日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 今よりももっと「女」というだけで生き難かった時代に、男たちを利用しながらしたたかに生き抜く緋沙はカッコ良い。また、ひとりの女として幸せだったかどうかを考えると、哀しく切ない。久世との出会い方が違っていたら、2人の辿る結末も違っていたのかなぁ…。
    緋沙の持つ魔性の魅力は確かに「闇」なんだけど、その母により濃い闇を感じるのは私だけなのかな?緋沙を「魔性の女」たらしめたのは、天性のものに加えて母の執念なんだもの。
    緋沙の死に顔が穏やかだったのが救いです。
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  • ツーリング・エクスプレス

    河惣益巳

    あのギリギリ感が良かったのにね…
    ネタバレ
    2026年2月5日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 華麗な絵と時事ネタを絡めたリアリティのあるストーリーが好きで、リアルタイムでもコミックでもずっと読んでいました。くっつきそうでなかなかくっつかないシャルルとディーンの関係にも、ドキドキしていたものです。
    レビューでも多くの方が指摘している通り、2人が結ばれてから全然魅力を感じなくなってしまいました。互いに相手に惹かれながらも最後の一線を越えそうで越えない、あのギリギリ感がスリリングで良かったのに…。その後のシャルルは、ただの「恋する男の娘」になっちゃったし。
    なんだかんだで続編が出続けているということは、今でも多くのファンがいるのでしょうが、私はもう無理。ファンの方、ごめんなさい。
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  • キス

    マツモトトモ

    タバコはやめなさい、タバコは。
    2026年2月1日
    良く言えばシンプルなのに味がある、悪く言えばシンプル過ぎて雑に見えちゃう独特の絵は好みが分かれるかも。リアルタイムで読んでいた時にはゴシちゃん(笑)がカッコよくて気にならなかったけど、今読むとやっぱりタバコが気になります。ピアノではないけど楽器を趣味で習っていた身としては、楽器のある部屋での喫煙はやっぱり許せん(笑)。あと、ゴシちゃんのうんと若い頃の話で、自宅で防音室の窓をお母さんが開けてゴシちゃんにピアノを弾かせてる場面。何のための防音室?ダメでしょ(笑)。2次元の世界にマジメなツッコミを入れるのはダサいと分かっちゃいるけど、色々気になります。
    今ではもう、初めて読んだ頃のようには楽しめなくなった作品です。
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  • 絢爛たるグランドセーヌ

    Cuvie

    バレエ初心者にも読みやすい!
    2026年2月1日
    主人公が全くのバレエ初心者からのスタートなので、「バレエに興味はあるけど詳しくない」読者にも読みやすい!ほとんどのバレエ漫画は、主人公がすでにある程度踊れて「さらに上を目指す」作品が多いので、基本的なバレエ用語の解説も交えてくれるのがとてもありがたいです。新型コロナによるロックダウンなど、現実世界にリンクしているのもリアリティがあります。一歩ずつ着実に夢を叶えていく奏ちゃんやライバルたちの、今後が楽しみです。みんな頑張れ〜!
  • ハプスブルク家の華麗なる受難

    あずま零/稲谷/菊池良生

    次はどんなプロレス技…って、違う(笑)!
    2026年1月25日
    ハプスブルク家の歴史をゆる〜く解説した作品なんですが、面白いし分かりやすいしで、超おすすめ!ギャグ満載で、とても楽しく読めます。ハプスブルク家については断片的にしか知らなかったので、その歴史の「始まり」から知ることができて嬉しいです。
    ギャグとシリアスの絶妙さがなんとなく覚えあるなぁと思ったら、原作者のあずま零さんってX(旧Twitter)で歴史漫画を発表していたあの零さんか!道理で面白いはずだわ。納得!個人的に一番面白かったのは、「神曲」で散々父と自分の悪口を書かれたアルブレヒト1世が、ダンテにジャーマンスープレックスをキメてる場面ですね(笑)。歴史漫画でプロレス技…なんなのよ、一体(爆笑)!
    マリア・テレジアなど、知っている人々が登場する今後が今から楽しみ!早く2巻出て!お願い!
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  • 風の城砦(カスバ)

    河惣益巳

    その説明は、ちょっと苦しくない?
    ネタバレ
    2026年1月17日
    このレビューはネタバレを含みます▼ この作者さんの作品としてはちょっと異色の、青い瞳の呪いにまつわる神秘的な雰囲気漂うストーリーです。呪いに屈せず、勇敢に立ち向かうソレイユはカッコいいし、キリリとした男装と女性的な装いをした時とのギャップも魅力的。呪いの謎は解けたし、呪いも(おそらく)断ち切れたのは良かったけど、「ラ・コンテス・ブリュー」の持ち主の女性がみんな不幸な死を遂げたのは偶然、とするのはかなり苦しく不自然な説明に思えました。それで読者はみんな納得したのかしら?謎だ。
    本筋には関係ないけど、ソレイユがソルボンヌ大学に顔を出した場面にのちのキュリー夫人(ポーランドからの留学生で物理学を専攻しているマリー・スクロドフスカ)がチラリと出たのが、個人的にはちょっと嬉しかったです。子供の頃に、彼女の伝記を読んで感動したので(笑)。
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  • アイシテル ~絆~

    伊藤実

    このやり切れない気持ちを、どうすれば…
    ネタバレ
    2026年1月11日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 加害者とその家族は「事件の後」どうなるのか?その残酷なまでの現実がこれでもかというほど出てきて、圧倒されます。様々な葛藤を経て、母と和解し、自分の進む道を切り拓いた裕二。そして、弟を守るために姿を消した兄・裕一。再会するもつかの間、裕一は全てを置いたまま再び姿を消してしまう。どんなに後悔しても、反省しても、罪を償っても、失われた命は戻らない。それはそうなんだけど…。その通りなんだけど…。このやり切れなさは、なんだろう。この救いの無さは、どうしてだろう。これが「罪を犯した者」と「その家族」の末路なのは分かっているけど…。
    前作もこの作品も、買って手元に置いておけない。時々読み直したくなる時もあるけれど、読み直してまたこのやり切れなさと救いの無さに直面して耐えられる自信がないから。
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  • ダイダイ青年団

    かわみなみ

    謎が解けてスッキリ!
    2026年1月10日
    「ノストラ探偵団」に登場した「オレンジ国」の皆様方がメインになった作品です。最近「ノストラ探偵団」とこの作品を読んで、「シャンペン・シャワー」にチラリと出た「クロル化」(負傷して入院中の選手の顔がクロル王子の顔になっていた)の意味がようやく分かりました。私は「シャンペン〜」から先に読んだので、ずっと謎だったんですよね。やっとスッキリしました(笑)。
    オレンジ国の面々が巻き起こす騒動の数々は、古さを感じても面白くて楽しめたのですが、ハマータ姫がお下品すぎて途中から読むのが苦痛だったので、☆は4つ。
    姫、どうかお許しを…
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  • 紅匂ふ

    大和和紀/岩崎峰子

    祇園の舞妓芸妓のリアルな裏側
    2026年1月9日
    実際に祇園で売れっ子の舞妓・芸妓だった岩崎峰子さんの原作だけあって、非常にリアリティがあって面白かったです。舞妓になる前の修行時代や、お座敷での苦労話、ご贔屓のお客様とのエピソードなど、どれも興味深い!「京のいけず」もちゃんと出てきますよ(笑)。京都の花街を舞台にした作品は他にもありますが、私はこの作品が一番だと思います。
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  • アイシテル ~海容~

    伊藤実

    思い出すたび心をかき乱される、衝撃の作品
    ネタバレ
    2026年1月8日
    このレビューはネタバレを含みます▼ リアルタイムで読んでいましたが、第一話から最終話までずっと目が離せませんでした。読み進めば読み進むほど、自分の心の中に渦巻く感情をどう表現したら良いのかずっと悩んでいましたが、美帆子から事件の顛末を聞いた植田さんが私の言いたいことを全て言ってくれました。「みんなかわいそうだ」…
    …そうだ、私もそう思ったんだ。みんなかわいそうだから、悲しいんだ…。誰も悪くないのにこんな悲しいことになったから、心を揺さぶられて、心の中にいろんな感情がぐるぐると渦巻いて、苦しくなったんだ…。
    読んで何年も経つのに、今でも思い出すと苦しく悲しい気持ちに心をかき乱される。そんな作品は決して多くはないけれど、これは間違いなく「そんな作品」の一つです。
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  • 口紅コンバット

    佐伯かよの

    女子高生2人が、ワルい大人をぶっ飛ばす!
    2026年1月8日
    「スマッシュ!メグ」で大好きだった2人が、「従姉妹同士で世界規模の財閥のトップ」という設定で暴れまくってくれます(笑)。冷静に考えると色々あり得ない点が多々ありますが、そんな細かいことは気にしない!財力と知力をフル活用して、ワルい大人たちをぶっ飛ばす爽快感を楽しみましょ♪
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  • 嘘つきアーニャの真っ赤な真実

    米原万里

    3人の級友たちの「その後」
    2026年1月6日
    在プラハ・ソビエト学校で同じクラスだったリッツァ・アーニャ・ヤースナのその後を追い、再会した顛末を書いたものです。「リッツァの夢見た青空」でギリシャの軍事クーデターについて初めて知り、表題作でチャウシェスク政権の闇を改めて知り、「白い都のヤスミンカ」で旧ユーゴの民族紛争について新たな一面を知りました。米原万里さんの、キレの良い簡潔な文が非常に読みやすく、時にはユーモアたっぷりで笑わせられながら、同時にそれぞれの国について深く考えさせられました。とても面白く、またとても勉強になる作品です。
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  • ジェイン・エア

    C・ブロンテ/小尾芙佐

    古典の名作。今読んでも面白い!
    ネタバレ
    2026年1月5日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 孤児で天涯孤独の身のヒロインの玉の輿ストーリー、と言ってしまえばそうなんですが、家庭教師と雇い主の身分違いの恋とか、結婚式の誓いの場面で衝撃の事実が判明したりとか、昼ドラかハーレクインみたいなドラマティックさ。今読んでもハラハラするくらいだから、この作品が発表された当時の読者はもっとドキドキハラハラしながら読んでいたんでしょうね。180年近くも昔(1847年刊)の作品なのに、今も色褪せない古典の名作の一つだと思います。
    新訳で読みやすいのはとても良いのですが、聖書からの引用や、日本で馴染みのない食べ物の名前などの注釈がないのは困りました。電子版は紙媒体と違ってその場ですぐに調べられますが、ちょっと不親切に感じたので☆はマイナス1です。
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  • 大奥

    よしながふみ

    奇跡に、感謝。そして最後にこれだけは…
    2026年1月4日
    今までに読んだ数限りない漫画の中で、間違いなく最高傑作のひとつ。いつ読んでも、何度読んでも、どこから読んでも、心どころか魂を鷲掴みにされて揺さぶられるような感動に、涙が出る。
    この作品に巡り会えて良かった、と心の底から言える。
    この作品が存在する世界に生きている奇跡に感謝する。

    そうそう、最後にこれだけは言っておかねば。
    家慶、お前はダメだ!お前だけは許さん!!
    以上!
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  • テレプシコーラ/舞姫 第1部

    山岸凉子

    「バレエ少女」を取り巻く残酷で過酷な世界
    ネタバレ
    2025年12月30日
    このレビューはネタバレを含みます▼ スポ根もののように「ひたすらプリマバレリーナを目指して努力する」一般的な熱血バレエ漫画とは、一味も二味も違います。さすがは山岸涼子先生。大人に搾取されていたり、気づかれないようにライバルたちの足を引っ張ったり、バレエ教師の言葉に傷付けられたり、親の期待が苦痛で追い詰められていたり…バレエに打ち込む少女たちを取り巻くリアルな「毒」が、そこかしこに嫌というほど出てきます。また、一般的なバレエ漫画と違うのは、主人公がバレエだけでなく、振付にも興味を持っていて、その才能の片鱗を見せつつあるところ。今後その才能がどのように伸びていくのかは、第2部でのお楽しみですね。
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  • おはよう!スパンク なかよし60周年記念版

    雪室俊一/たかなししずえ

    昭和の思い出の作品
    2025年12月29日
    リアルタイムで読んでいました。ストーリーも絵も、いかにも「昭和の少女漫画」なのが懐かしい!連載当時、すごい人気だったし、アニメにもなったし、関連グッズやおもちゃも色々販売されていたしで、一大ブームを巻き起こしたんですよねー。また読めるようになって嬉しいです!
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  • 玄椿

    河惣益巳

    京都の舞妓・芸妓を題材にした作品ですが
    2025年12月27日
    胡蝶が奔放すぎてだんだんついていけなくなり、読むのをやめました。これが京都の舞妓さんや芸妓さんのリアルと思うのは危険すぎます(笑)。京都の花街という「知っているようで実際には良くは知らない」世界には興味があるし、華麗な作画は魅力的なんですが、この作品にはあまり入り込めませんでした。残念。
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  • ジョージィ!【新装版】

    井沢満/いがらしゆみこ

    まさか、こんなラストになるなんて!
    ネタバレ
    2025年12月25日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 外国を舞台にした漫画作品は数あれど、オーストラリアを舞台にした作品はこれが初めてだったので、強烈に印象に残った作品です。いがらしゆみこ先生の美しくて魅力的な作画と、井沢満先生のドラマティックなストーリーで、最後まで引き込まれるようにして楽しめました。ロエルとは添い遂げられないだろうとは予想していましたが、アベルと結ばれる→アベル処刑→アベルの子を出産→子連れで帰国したオーストラリアでアーサーと再会…とはさすがに予想していませんでした。でも、少女漫画はこうでなくちゃね!いがらし先生はハーレクイン作品や海外の文学作品(「赤毛のアン」シリーズや「ボヴァリー夫人」など)のコミカライズも手がけていらっしゃるけど、やっぱり少女漫画の頃の絵が一番好きだなぁ。「メイミー・エンジェル」や「ティム♡ティム♡サーカス」などの作品も電子化して欲しいですね。
  • 月は東に日は西に

    わかつきめぐみ

    ほんわか優しい、癒し漫画
    2025年12月23日
    リアルタイムで読んでいました。絵もストーリーもほんわかとしてて、そのほんわか優しい雰囲気がなんとも言えない心地良さ♡キャラクターもみんな魅力的ですが、個人的には馨さんが一番好きです。前髪を上げたらどんな顔してるのか、最後まで謎でしたね(笑)。愛犬3匹も飼い主そっくりで、良し(笑)。3匹の名前でお米の品種を覚えたのは、私だけではないはず!
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  • 柳橋物語

    山本周五郎/山本周五郎長編小説全集刊行会

    「もしも、あの時…」人生は、その繰り返し
    ネタバレ
    2025年12月16日
    このレビューはネタバレを含みます▼ おせんの身の上に次々と降りかかる苦難の数々に、読んでいて苦しくなりましたが、苦境に陥る度に力になってくれる人が必ず出てくるのに慰められました。「生きていればやっぱり人間は独りではなかった」というおせんの言葉が心に沁みます。もしそういった人々がいなかったら、おせんもおもん同様の身の上に堕ちていくしかなかったでしょう。
    最後、誤解を詫びに来た庄吉に「あの子はあたしと幸さんのあいだに出来た子だわ」と胸を張って、笑顔で告げるおせん。この境地に至るまでの苦しみと葛藤を考えると、いくつもの「もしも、あの時…」という言葉が頭をよぎります。もしも庄吉と将来の約束をしなかったら。幸太があの時命を落とさなければ。何より、もしもおせんが自分の幸太への気持ちにもっと早く気づいていたら…もしそうだったなら、おせんは何の苦労もなく幸せに暮らしていただろうに。
    誰の人生もそういうもの、と分かっていても、もし…と考えずにはいられません。さほど長い作品ではないのですが、「人生」について、「生きる」ということについて、いろいろ考えさせられました。
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  • 炎上団地(分冊版)

    水槻れん/稲村カブネ

    夫も妻も、なんだかなぁ…
    2025年12月13日
    節約ばかりの日々に疲れたヒロインが、お金の誘惑に負けて転落していく話です。世の中、お金が全てではないとは言っても、ほぼ全てのことにお金は必要だし、今はなんとかやりくりできていても将来は…?子供の学費とか、自分たちの老後とか。なのに「社長に恩があるから」という理由で転職せず、安月給に甘んじている夫に腹が立ちました。ヒロインもちょっと見栄っ張りというか、お金に余裕が無いなら無いと正直に言ってしまえば、お高いママ友ランチに誘われて困ることもなくなるのでは?夫婦揃って、なんかズレてるし、噛み合ってない気がします。読んでいてモヤモヤするので、途中から読まなくなりました。
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  • わたしが死んだ夜

    曽祢まさこ

    己の傲慢さで大切な人を失うヒロイン
    ネタバレ
    2025年12月12日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 表題作と、もう一作「緋色のマドモアゼル」も収録。表題作はリアルタイムで読みました。当時の私はまだ子供(小学校低学年)だったので、最後クレアが何故自分をエバだと言うのか理解できませんでしたが、大人になってこの作品を思い出した時にようやく腑に落ちました。そしてタイトルの持つ意味も。ずっと邪魔な存在だったエバに命懸けの賭けで勝ったことで、恋も人生も全て自分の思い通りになるはずが、まさにその傲慢さのせいで、レインだけでなく自身の心まで失ったクレア。「緋色のマドモアゼル」では、お金持ちのわがままお嬢様のアデルが、過去の自分の傲慢で自分勝手な言動を婚約者に知られまいと必死になり、そのために却って婚約者を失う結果に。どちらのヒロインも、自分自身の傲慢さのせいで大切な存在を失う羽目になります。2つともかなり昔の作品ですが、今読んでも心に響くのは、時代が移り変わっても人の心の動きは変わらないからでしょうね。どちらのヒロインも、もう少し自分を省みていれば結末は違っていたでしょうに。
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  • やさしいライバル

    神奈幸子

    まあ、そりゃ驚くよね(笑)
    ネタバレ
    2025年11月30日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 久しぶりに会う弟が「妹」になっていたらね。しかも姉より女子力が高いとは、恐るべし!「姉弟」ではなく「姉妹」として、何やかやで良いコンビネーションなのが読んでいて楽しいです。ラストは「一応」ハッピーエンド…と言えるのかな?(笑)進ちゃんに婚約者を奪われないよう、頑張れ聡美!
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  • 小公女

    フランシス・ホジソン・バーネット/菊池寛/古典名作文庫編集部

    古くても、子供向けでも、良いものは良い。
    2025年11月28日
    翻訳者が「菊池寛」とあるのを見た時「同姓同名の別人かな?」と思ったら、本当に、あの「菊池寛」ご本人!外国文学の翻訳もなさっていたとは知りませんでした。小公女といえば、アニメの「小公女セーラ」の印象が強いのですが、原作の小説はアニメ版よりずっとシンプル。100年近く前の翻訳なので、さすがに古めかしい表現(「宮様」に「プリンセス」と振り仮名が付いていたり)も多いですが、逆にそれが昔懐かしい感じで良い雰囲気だと思いました。どんな時でも奢らず、卑屈にならず、真っ直ぐで誠実なセーラの心と態度は、大人の目から見ても凛として美しい。児童文学として書かれた作品ですが、優れた作品は大人が読んでもやっぱり良いものですね。
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  • ぼくは浪人童貞パパ

    庄司陽子

    古き良き時代の作品
    2025年11月23日
    かなり昔の作品ですが、ほのぼの人間ドラマでキレイにまとまっていて読みやすいです。最近の絵の劣化を見た後でこの頃の作品を読み直すと、絵の美しさに感動します。
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  • 愛された娘

    くぼた尚子/梅田みか

    結局、よく分からなかったなぁ
    ネタバレ
    2025年11月23日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 表題作と「永遠の1/2」の2作を収録。どちらも愛人が主人公です。表題作ですが、最後までどのキャラクターにも感情移入できなかったし、何を伝えたい作品なのかも良く分かりませんでした。道路に倒れた京子を、梨花が勝ち誇ったような表情で見下ろしていたり、母親そっくりに美しく成長した梨花を女として見る羽田に梨花が抵抗しなかったところをみると、梨花は子供の頃から羽田を京子から奪うつもりだったってこと?私には難解な作品でした。「永遠の1/2」は、学費と生活費のためにバイト感覚で愛人契約を自分から持ちかけるという、ドライな女の子の話。でも、弁護士を目指す学生がそんなことして良いのかな?(笑)
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  • ほんと野獣

    山本小鉄子

    野暮なツッコミ入れて、ごめんなさいね
    ネタバレ
    2025年11月20日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ヤ○ザと警察官という、究極の「ロミオとジュリエット』的設定は面白いんですが、同性の輝に告白された上田が特に葛藤もなく、困惑もせずにそういう関係になるのにどうしても違和感を感じます。その違和感のせいで、話が全然入ってこない(笑)。上田の弟も、兄貴が男とキスしてるのを見て2人の関係に気づいても、何の抵抗もなくその事実を受け入れてるし。なんでそうなる⁈ 2次元の創作にいちいち現実的なツッコミを入れるのが野暮なのは分かっていますが、どうにも引っかかるポイントが多すぎて、作品に入り込めませんでした。3巻までは読みましたが、それ以降は読んでいません。絵はキレイで好きなんですけどね。
  • あらくれ

    徳田秋声

    主人公にも文章にも、ひと癖ある作品
    2025年11月15日
    主人公・お島のかなり破天荒な半生の物語です。アラフィフになってから初めて読んだせいか、お島の言動に母親(いや、もしかして祖母?)のようにハラハラ・やきもきしながら読んでしまいました。表現に独特のクセがある文章で、ちょっと読みにくさを感じる時もありましたが、話がテンポ良く進むので結局最後まで読み終えました。タイトル通り確かに気性が荒く、非常に我が強い主人公は、読む人によって好き嫌いが分かれるかもしれませんね。
    また、先に書いたように独特な表現が多く(「お守り札やお札を『こてこて』受ける」とか「『ぼくぼく』した下駄」、「『ぞべらぞべらした』日本服」とか←「ぞべらぞべら」って何やねん!笑!)、読みながらツッコみたくなることもしばしば(笑)。そういうところが、良くも悪くもこの作家の個性なのでしょう。
    この作品は徳田秋声の代表作なので、入門編としてはおすすめです。
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  • ニャーゴとピュロロロ

    初丸うげべそ

    飼い主をニギコロするのは諦めようね(笑)
    2025年11月11日
    ネガティブで真面目すぎる猫・ニャーゴと、捕食者であるはずの猫(ニャーゴ)を全く恐れず、いつも超ポジティブなセキセイインコ・ピュロの絶妙なコンビネーションにほっこり癒されます。私は(セキセイインコではありませんが)小鳥を飼っているので、どうしてもピュロの方により注目してしまうのですが、「小鳥あるある」に溢れていてとっても嬉しい&楽しい♡そして、どの話もクスッと笑えて面白い!おすすめです!!
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  • 天の果て地の限り

    大和和紀

    古典の面白さに目覚めさせてくれた作品です
    2025年11月9日
    大和和紀先生を初めて知ったのは、この作品でした。なっつかしいな〜!繊細かつ流麗な絵と魅力的なストーリーに感動したのを覚えています。額田王をはじめとして中大兄皇子、大海人皇子、藤原鎌足など、どのキャラクターも魅力的です。この作品がきっかけで「日本の古典って意外と面白いな」と感じ、続いて連載が始まった「あさきゆめみし」で平安文学の魅力にハマり、大学でも平安文学を専攻しました。この作品に出会えていなかったら、古典の面白さに気づけなかったかも。感謝、感謝です♡
  • 正しい恋愛のススメ

    一条ゆかり

    かなり際どい設定の、オトナの雰囲気の作品
    ネタバレ
    2025年11月7日
    このレビューはネタバレを含みます▼ リアルタイムで読んでいました。高校生の主人公が出張ホストになったり、彼女の母親との「親子どんぶり」など、刺激的な設定に当時はドキドキしながら読んでいました。でも今、課金してまで読みたいかと言えばそうでもない。今にして思えば、いくら架空の物語でもその設定に抵抗感がある。これは個人の好みの問題ですけどね。ラストも賛否両論ありますが、自分の母親とも(仕事とは言え)関係を持っていた元カレと、よくヨリを戻す気になれるな〜というのが私の正直な感想です。「りぼん」に掲載されていたのとは雰囲気が違う、オトナの一条先生の作品も読みたいという方には良いかもしれません。
  • 花板虹子【完全版】

    笠太郎

    女板前の心意気!
    ネタバレ
    2025年11月5日
    このレビューはネタバレを含みます▼ まだまだ「男の世界」である和食の板前として、また料亭「四条」の女将として活躍するヒロイン・虹子がカッコいい!板前としての圧倒的な技術だけでなく、敵の心さえ掴んで味方にしてしまう懐の深さ・温かさに、女の私も惚れちゃいそう(笑)。また、「女だから」という理由だけで虹子を見下したり、大した腕前ではないと決めつけたりしていた他の板前が、虹子にこてんぱんにやっつけられるのは、見ていて実に爽快でした。何かと世知辛いことが多い世の中、こういうのが心に沁みるんですよね。それにしても、出てくる料理の繊細さ、見事さ。それを作る板前さん達の努力と工夫。修行の長さと厳しさ。いやはや、頭が下がります。ホントに。最後、ちょっとバタバタと終わったのが残念。佐倉さんと虹子の結婚式も見たかったなぁ。
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  • 悲しみの歌(新潮文庫)

    遠藤周作

    「海と毒薬」のその後
    2025年10月28日
    米兵捕虜の生体解剖事件に関わった勝呂医師のその後を、新宿を行き交うさまざまな人々の姿も交えながら描いた作品。事件後30年を経ても決して消えることのない、過去の罪を背負って生きる勝呂。そして勝呂を追う新聞記者・折尾。「人間の悲しみが分からず、人間の悲しみを知らず」、そして「人生のすべてを正しいことと悪いことに割り切る」折尾だけでなく、それぞれが己の信じる正義の名の下に勝呂を追い詰めていく人々。その「正義」がどんな結果をもたらすのか、考えもせずに。確かに勝呂の過去の罪は許し難いが、彼のその後を「自業自得」と簡単に切って捨てられるほど、この世に生きることは単純ではない。そこに「生きる悲しみ」が生まれるのではないだろうか。この作品はそんな「悲しみ」に満ちている。
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  • 片田舎のおっさん、剣聖になる外伝 竜双剣の軌跡

    佐賀崎しげる/鍋島テツヒロ/ハザマ ササミ/四谷ゼンジ

    今後の展開に期待
    2025年10月28日
    下のランクからのスレナの活躍の話だと思っていたので、正直思ってたのとちょっと違う(笑)。第1巻の話だけではあまり目新しさを感じない展開ですが、ネルの冒険者修行も含めて、今後に期待します!
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  • 片田舎のおっさん、剣聖になる外伝 はじまりの魔法剣士

    佐賀崎しげる/鍋島テツヒロ/空路恵/渡辺樹

    外伝も面白い!続きが楽しみ♪
    2025年10月26日
    まだあどけなさが残るフィッセルがかわいい!クルニもかわいい!そしてベリル先生が若い(笑)!第1巻はフィッセルの剣術修行の話なので組み打ちのシーンが多く、迫力ある打ち合いにぐいぐいと引き込まれてしまいます。第2巻からの魔法修行編も楽しみ!早く続きを読みたいです♡
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  • 丁寧ならぬ暮らし

    秋野ひろ

    細かい事は気にしない!気にしない!!
    2025年10月22日
    目から鱗のずぼらライフハックが盛りだくさんで楽しく読んでいましたが、「床に積み上げた本に蹴りを入れる(※床の上に積み上げた本の強度を確認するため)」というところで先を読む気が失せました。そんな扱い方、私には無理。そういえば私、「丁寧な暮らし」をすることが全然苦にならないタイプでした(笑)。細かいことを気にせず、おおらかな気持ちで読める方には面白いと思います。
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  • しじみ河岸

    山本周五郎/古典名作文庫編集部

    この作品は、二度と読めないかもしれない…
    ネタバレ
    2025年10月19日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 読み終えたあと、なんとも言えないやり切れなさに思わずため息をついてしまった。「なんでもいいから休みたい、手足を伸ばして、ゆっくり、いちど休めたら、それでもう死んでもいい」と語ったお絹。そしてそれが叶ったのが、身代わりの下手人として入った牢屋の中とは…。行政を頼ったり公共のサービスを利用したりできる現代とは違い、家族に何か問題が起きたら、その家族内でどうにかしなければならなかった時代。牢から出たお絹の、これからの暮らしを想像すると暗澹たる気持ちになる。日々生きることにも心底疲れ切っていたうえに、将来を約束した人をも失ったお絹が、「身代わりになってくれたら、家族の面倒はみる」と言われてそれを引き受けたのを、誰が責められるだろうか。山本周五郎の作品は何度でも読み返したいものが多いが、この作品は二度と読まないかもしれない。いや、正確には「読めない」かもしれない。あまりにやり切れなく、哀しい気持ちになるので…。
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  • A・K日記

    辻村弘子

    昭和の青春物語はこうでなくっちゃ!
    2025年10月15日
    どうも、冒頭の「エメロンヘア」に懐かしさを感じた昭和の民です(笑)。交換日記、懐かしいな〜。私が小学生の頃に流行りました。クラスの友達(女の子)としばらくやったことはありますが、異性とはやったことないなあ。男の子と交換日記なんて、想像しただけで甘酸っぱい青春を感じます(ニヤニヤ)。昭和の民なら分かってくれますよね?この気持ち。昭和の青春時代を懐かしく思い出したい方にお勧めします。
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  • 聖伝-RG VEDA-[愛蔵版]

    CLAMP

    壮大な「愛」と「絆」の物語
    2025年10月10日
    絵の美しさと、ドラマチックで壮大なストーリーに圧倒されながら読んでいました。帝釈天の「守りたいもの」の正体と彼の真意を知ってからは涙、涙…。帝釈天以外のさまざまなキャラクターたちの愛も、形も示し方もそれぞれ違うけどそれぞれ深くて、また涙…。結構昔の作品ですが、今読んでも全く色褪せない魅力のある作品です。間違いなく、CLAMPの代表作の一つだと思います。
  • 文豪どうかしてる逸話集

    進士素丸

    偉大な文豪たちの意外な素顔に、爆笑必至!
    2025年10月5日
    真面目で格調高いイメージの文豪たちの、そのイメージをぶち壊すびっくりエピソードに大笑いしながら読みました。著者の「現場からは以上です」や「谷崎、おまえ…」などの一言も楽しい(笑)。絶妙に似ているイラストも、実に味わい深い(笑)。この作品は、ご自宅で読むのを強くお勧めします。でないとニヤニヤ笑いが止まらなくて、不審者に見られちゃう(笑)。
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  • スティーブ・ジョブズ

    ウォルター・アイザックソン/井口耕二

    ジョブズ自身が全面協力した唯一の自伝
    2025年9月14日
    スティーブ・ジョブズの自伝は数あれど、ジョブズ自身の全面協力で書かれたものは本書だけだそうです。なので、本人提供のプライベートでの写真やエピソードも多く、とても楽しめました。ジョブズ本人や家族だけでなく、彼を取り巻く(あるいは取り巻いていた)数多くの人々からのさまざまな証言から多角的に描き出される「素」のジョブズは、実に難解で複雑な人格の持ち主です。時には並外れた天才。またある時には理解不能な奇人。側で見ているには面白いけど、これが同僚や上司では辛くてやり難いし、恋人や夫や父親だと耐え難い時もあるでしょう(特に娘のリサに対する、気まぐれかつ身勝手な愛情の示し方は、本当に理解に苦しみます)。この伝記は、そんなジョブズの全てをさらけ出しています。読み終わった後は、「カリスマ的変革者」ジョブズのイメージが大きく変わること、間違いなし!それにしても表紙のジョブズ、良い表情(かお)してるわ。
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  • レディ・コンパニオン

    辻村弘子

    ザ・バブル(笑)!
    2025年8月19日
    何もかもがバブル期を思い出させて、懐かしい気持ちになりました。当時は、若くてかわいい女の子にはコンパニオンという選択肢があったし、コンパニオンを何人も雇うような展示会や新作発表会などがいくらでもありました。不景気が続く今では信じられないほど、景気も気前も良かった。そんな時代もあったのね…と懐かしみたい方におすすめ!
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  • 火遊び

    辻村弘子

    大切な存在は、失って/失いかけて気づく
    2025年8月13日
    不倫をテーマにした短編集です。ドロドロした感じはなく、さらりと読めます。遊びの恋は、終えてから帰れる居場所があればこそ楽しめるもの…ですね。
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  • 潮騒《ラ・マーレ》の家

    辻村弘子

    昭和を懐かしみたい方に
    2025年8月12日
    表題作が3話、表題作とは別の作品「かもめたちのメルヘン」2話を収録。絵もストーリーも、いかにも昭和の少女漫画って感じで懐かしい♡昭和に青春時代を過ごしたアラフィフ・アラカンの方々におすすめします。
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  • 夜ノ蝶ハ怪シク談ル

    伊藤和良

    この怖さ、この面白さ。クセになる。
    2025年8月11日
    各話のオチがどれもゾワゾワ来る怖さで、その怖さがクセになる面白さ。さまざまな切り口で、日常の中に潜む恐怖を見せてくるのが堪らない。大智の妄想の暴走(笑)がどこに行き着くのかも含めて、今後の展開が楽しみです。それにしても…結局、一番怖いのは「生きている人」なのかもしれませんね。
  • ちゃん

    山本周五郎/古典名作文庫編集部

    これだから、読むのをやめられない。
    ネタバレ
    2025年8月8日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 世間の流行りに迎合できない火鉢職人の重吉。そんな不器用な生き方しかできない重吉を理解し、支える妻のお直と子どもたち。懸命に生きる江戸の下町の人々の暮らしぶりを、丁寧に、時にはユーモアも交えて描き出した短編です。おのれの不甲斐なさに「押し込みでも泥棒でもやってやる」と自棄になった矢先に、酒の勢いでたまたま知り合った男を自宅に連れ帰ったら、その男がまさかの泥棒だし(笑)。手拭いでほっかむりをして泥棒しに行こうとする重吉。全てお見通しでそれを止めるお直。「ちゃんが出て行くなら一緒に行く」と声を揃える子どもたち。夫婦の、そして親子の、互いを思いやる温かさが、じんわりとこちらの心まで温かくしてくれます。山本周五郎の作品は、どうしてこんなにも胸を打つのだろう…これだから読むのをやめられない。
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  • タッチ 完全復刻版

    あだち充

    あだち先生の代表作品。名作です。
    ネタバレ
    2025年8月5日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 達也と和也、そして南ちゃんの青春物語。懐かしいなぁ。アニメも見てました(笑)。セリフに頼らず、キャラクターのちょっとした仕草や表情に語らせるのが、あだち先生は本当に上手いですよね。メインの3人以外の脇キャラもそれぞれに魅力的で、今でも忘れられない名セリフ「舞台に上がれよ、上杉」とか「夏は好きなんですよ」とか、くぅ〜泣ける!最後は「えっ?これで終わり?」というあっけなさでしたが、青春漫画であってスポ根漫画ではありませんからね。とにもかくにも、間違いなくあだち充先生の代表作ですね。ずっと読まれ続けてほしい名作です。
  • 影武者徳川家康

    隆慶一郎

    日本一有名な戦国武将のIfの物語
    2025年8月5日
    日本一有名な戦国武将✖️影武者とくれば、面白くないわけがない!この作品は図書館で偶然タイトルを見て知ったのですが、期待通りの面白さ!最後までワクワクしながら読みました。「家康が影武者と入れ替わっていた」という設定は、作者の完全な創作ではなく、それなりの根拠があってのこと。ひと味違う歴史小説を楽しみたい方におすすめです!
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  • 監察医朝顔

    香川まさひと/木村直巳/佐藤喜宣

    死者は時に生者よりも多くを語る
    2025年8月5日
    全巻無料の時に読みました。絵にはちょっと古さを感じますが、ストーリーが面白くてぐいぐい引き込まれていきます。遺体は検死解剖によって、時に雄弁に語り、教えてくれる。それにより見えてくるさまざまなドラマに心打たれることもあれば、人間の身勝手さに考えさせられることもある。思っていたよりも、ずっと深い作品でした。ヒューマンドラマがお好きな方におすすめです。
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  • 聖書

    ジョージ秋山

    旧約・新約、両方を分かりやすく
    2025年7月31日
    聖書に登場する人物がスーツを着て車を乗り回すなど、秋山先生独特のアレンジに面食らうこともありましたが、やっぱり漫画で読むのは分かりやすい!聖書に興味はあるけど、活字で読むのはちょっと面倒…という方におすすめします。
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  • やどかり~弁護士・志摩律子の事件簿~

    篠原とおる

    昭和を感じさせる作品
    2025年7月28日
    一話完結で読みやすいのですが、内容は一話できちんと完結していないものが結構あって、ちょっとモヤモヤ。最終話の終わり方も、唐突すぎ。タイトルを何故「やどかり」にしたのか、正直なところよく分かりません。かなり昔の作品なので、絵の雰囲気とか価値観とか、さすがにいろいろ古いのは仕方ないですね。昭和を懐かしみたい方には良いかもしれません。
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  • 海と毒薬(新潮文庫)

    遠藤周作

    続編「悲しみの歌」と併せて読んでほしい
    2025年7月27日
    かつて九州大学医学部で行われた、アメリカ人捕虜の生体解剖事件を題材にした作品。軍部の思惑や医学部内の権力争い、そして「自分を押し流す運命のようなもの」に流されるまま、生体解剖に関わった人々。そしてその「取り返しのつかなさ」に気づいた時にはもう遅いのだ…。この作品の存在を初めて知った10代の頃から、このタイトルの意味を折に触れては考えている。海に垂らした毒が、どんなに薄まってもその存在を無いものにはできないように、どんなに長い時が経過しても過去の罪は(風化はしても)消えないということだろうか。「海と毒薬」とは、「時の経過と、過去に犯した罪」と同じ意味なのかもしれない。この事件のその後を描いた続編「悲しみの歌」を読んでから、特にそう思えてならない。
  • オークション・ハウス

    小池一夫/叶精作

    いろいろツッコミどころが多すぎて…(笑)
    ネタバレ
    2025年7月25日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 「じゃア」のアとか「ユミさン」のンとかが気になってしょうがない(笑)。また、細かい設定ミスがちょこちょこあって、どこからつっこめば良いのやら。ハンス・ファン・メーヘレンの息子ならアダムス・「ファン」・メーヘレンのはずなんですけどね(「ファン」も苗字の一部)。リュウがカトリックの司祭のフリをしていた時の服装は、ユダヤ教徒のそれ(特に特徴的な帽子の形が)だし。リュウの復讐が果たせたのは良いけど、そこから先は何のために話を続けているのか、何を描きたいのか迷走して意味不明。絵画やオークションについての蘊蓄は楽しめました。
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  • スローダンスは華やかに

    辻村弘子

    懐かしさを感じる作品
    ネタバレ
    2025年7月25日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 「自分の親を事故で死なせた加害者を、そうとは知らずに好きになる」という筋が、大和和紀さんの「菩提樹」にちょっと似てるかも。昭和の作品なので、今読むとさすがに古さを感じる部分はあります。互いに相手への葛藤を乗り越えてハッピーエンドで終わるので、良かった良かった。
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  • 吉祥天女

    吉田秋生

    切なく、苦しく、そして哀しい…
    ネタバレ
    2025年7月19日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 人並みはずれて美しく生まれついたが故に、男たちを破滅させずにはおかない小夜子の背負う業。そして小夜子を今の小夜子にした過去の体験の数々を思うと、何ともやりきれない気持ちにさせられます。冒頭で降りしきる雨の中、屋上に立って雨を眺めていた時。久子の服についていた毛虫を野に放しながら「お前がこんな姿に生まれついたのは お前のせいじゃあないものね」と呟いた時。小夜子が何を思っていたのか考えると、切ない。哀しい。最後、涼とテレパシーのように最期の会話を交わした後に彼女が流した涙は、きっと「男」のために彼女が流した最初で最後の涙でしょうね。テーマがテーマであるだけに、全体的に非常に重く暗い雰囲気の作品ですが、最後は少し希望を感じさせる終わり方なのが救いです。
  • 「子供を殺してください」という親たち

    押川剛/鈴木マサカズ

    タイトルも内容も衝撃的。覚悟して読んで。
    2025年7月10日
    衝撃的なタイトル通りの、衝撃的な内容です。他の方のレビューでも指摘されているように、飼い猫を○す場面などの残酷な場面もあり、色々な意味で読むのには覚悟が必要だと思います。精神疾患、アルコール依存や薬物依存、長期のひきこもりなどの問題を抱えた我が子に、親はどう向き合えば良いのか?答えは一つではないし、しっかり向き合っても現状の打開に繋がるとも限らない。各話の終わりも希望の持てる終わり方は少ないので、人によっては読みながら苦しくなるかも。
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  • 女は同じ物語

    山本周五郎/古典名作文庫編集部

    ほほえみたくなる短編
    ネタバレ
    2025年7月10日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 冒頭の両親の内緒話から、急に身の回りの世話をする侍女がくるあたりで、オチの予想はできてしまいました(笑)。なので星☆は一つ減らしています。それにしても、広一郎もチョロいなぁ(笑)。つなと母上の目論見通りになるなんて(笑)。そして幼いつなのおてんばぶりと利発さが、面白いやらおかしいやら。そんなつなに振り回される子ども時代の広一郎は、気の毒やら笑えるやら。読み終わったあと、「ふふっ」とほほえみたくなる作品です。
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  • ひやめし物語

    山本周五郎/古典名作文庫編集部

    心温まる佳作
    ネタバレ
    2025年7月6日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 大四郎をはじめ、柴田家の人々ののんびり具合がなんともほほ笑ましいです。分家の目処も仕官のあてもないのに、自分の前途を全く悲観せず、卑屈にもならない大四郎のおおらかさが読んでいて気持ち良いです。届けた財布の中身を抜いたと疑われた際の、堂々とした対応ぶりも清々しい。そして、ぬひ(ぬい)の一途さと慎ましさがまた良いんです。きっといつまでも仲睦まじい夫婦でいることでしょう。心温まる短編です。
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  • 女ともだち(一条ゆかり)

    一条ゆかり

    やっぱり一条ゆかりさんの作品は面白い!
    ネタバレ
    2025年7月3日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 反発し合う2人が惹かれ合っていったり、仲良しだった2人が仲違いしてまた仲直りしたり…王道とは思ってもやっぱり一条先生の作品は読み応えがあって面白い!最後はみんな幸せになって、よかったよかった。それにしても、菜乃と晴臣、いつになったら遠距離恋愛が終わるのかしら(笑)。
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  • クリスマスのすすめ―聖子シリーズ―

    くぼた尚子

    あんまり素直に笑えないんだよね…ごめん
    2025年7月2日
    くぼた先生の作品は好きなものが多いのですが、この作品はあんまり…。セリフが多く、ごちゃごちゃとしていて見づらいのと、回りくどく理屈っぽい言い回しが多くて疲れます。基本は「ちょっと風変わりな母娘」のコメディなんですが、私にはあまり面白く思えませんでした。強いておすすめはしません。
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  • 朝も昼も夜も

    くぼた尚子

    「たまさかにロマンチック」の続編です
    2025年7月1日
    比呂の不思議ちゃんっぷりがさらにパワーアップして、ちょっと理解が追いつけなかった(笑)ので、星はマイナス1☆柊ニさんとお幸せにね!
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  • たまさかにロマンチック

    くぼた尚子

    ロマンチックな作品も良いですね
    2025年7月1日
    くぼた先生と言えば独特のセンスが光るコメディ作品のイメージですが、本作のようなロマンチックな作品も味わい深いです。ちょっと(いや、かなり?)変わったヒロインの過去が、ほほえましくも切ない。この作品の後は、続編の「朝も昼も夜も」もお忘れなく。
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  • 明るい家庭のつくり方

    くぼた尚子

    母は強し…いや、母「が」強し(笑)!
    2025年6月30日
    どこまでも天真爛漫でかわいいるかちゃんより、どこまでも傍若無人・天上天下唯我独尊のるい子さんの自由すぎる暴走っぷりが好きです(笑)!他の誰にも真似できない、くぼた先生だけの独特のギャグセンスが思う存分楽しめます。お腹の底から笑いたい時におすすめ!
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  • 絶滅動物物語

    うすくらふみ/今泉忠明

    忘却は「2回目の死」
    ネタバレ
    2025年6月26日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 人間の身勝手な都合や、無知による乱獲等により絶滅した(というより絶滅させられた)、あるいは絶滅の危機に瀕している数多くの動物たち。それぞれの動物が絶滅に至る過程が淡々と紹介されていますが、その「淡々と」描き出されることで、動物たちの辿った絶滅への過程の過酷さや残酷さが余計に胸に迫ってきます。「モーリシャス・ドードー」の中で幼いアリスが語る言葉。「死は二回あるんだって」「一回目は命が尽きた時 二回目は 誰からも忘れられた時」。もうこの世には存在しない動物たちに「二回目の死」を与えないために、今を生きる私たちにできることは何なのか?この作品こそが、その答えだと思います。
  • 真面目なマジメな真締くん

    まるいがんも

    「社会人あるある」がギュッと詰まってる!
    2025年6月22日
    ほっこり、ゆるーい感じの絵で癒されます。社会人経験が少しでもある人なら、みんな経験するような「あるある」がてんこ盛り!思わず「ふふっ」となる話が多いですが、中にはちょっとしんみりする話や、「なるほど…」と頷きたくなる話もあり、どれを読んでも楽しめます。タイトルからも分かるように、登場人物のネーミングが超分かりやすいのも、個人的にはツボです(笑)。ちょっと肩の力を抜いて楽しみたい方におすすめ!
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  • のんちゃんの手のひら

    金子節子

    健常児ではない子どもにどう対応するか?
    ネタバレ
    2025年6月22日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ダウン症児についての理解を深めるにはお薦めの作品ですが、主人公夫婦の主張の全てに同意はできない…かな。他の方のレビューでも指摘されていましたが、頑なに養護学校への進学を拒否したり、自分たち亡き後の「保護者」として第二子を産んだり。障がい児を持つ親の行動として、これは一般的なのかしら?疑問が残ります。かと言って、障がいのある子をみんな養護学校に行かせれば良いのかというと、それも違う気がする。いろいろ考えさせられる作品でした。
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  • SLAM DUNK

    井上雄彦

    ついに電子版、登場!
    ネタバレ
    2025年6月15日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 表紙イラストも新たに、満を持しての電子版登場!待ってました〜!こんなにハマった少年漫画は、「キャプテン翼」以来です(歳がバレそう笑)。キャラクター一人一人がみんな魅力的で、みんな大好き。ジャンルを問わず、子供の頃からどの漫画でも「味のある脇キャラ」を好きになることが多かった私ですが、この作品は珍しく主人公も大好き!海南戦で牧選手との一騎打ちの後ベンチに戻った花道が、自分の心臓の鼓動を感じながら「心臓の音が 聞こえる…」と心の中で呟くシーン。花道が本物の「バスケットマン」になった瞬間が最高です。あと、陵南戦で木暮くんが最後のワンゴールを決める場面。流川や花道のような天才プレーヤーではなく、ただバスケが好きでコツコツと努力を重ねてきた「フツーの子」があの大事な場面で決めるのが、最高に泣けます(感涙)。間違いなく、日本のスポーツ漫画の金字塔の一つ。全人類に読んでほしい、そして永遠に読み継がれてほしい作品です。
  • 天幕のジャードゥーガル

    トマトスープ

    巨大な帝国の中に嵐を起こす、2人の女
    ネタバレ
    2025年6月13日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 登場するキャラクターの多くが実在の人物であり、史実に基づくストーリーで、かわいらしい絵柄とは裏腹の非常に重い内容の作品で読み応えがあります。歴史の教科書等でさらりと書かれる「他民族による征服」という言葉の持つ意味を、ヒロイン・ファーティマを通して噛みしめながら読んでいます。多くの国を征服して広大な帝国を築いた騎馬民族…と聞くと、壮大で勇壮なカッコ良さを感じていましたが、「征服」の裏には数多くの非征服民の死があり、生きながらえた者は生き延びる為に屈辱と服従の人生を送らねばならない。「他民族に征服される」とは、そういうことなのですね…。嵐を呼ぶと言われるジャダ石を手に「この帝国をめちゃくちゃにするような 嵐を待っているの」とファーティマに語ったドレゲネ。「二人でなら 嵐も起こせましょう」とドレゲネの手を取るファーティマ。知恵を武器にその「嵐」を少しずつ、着実に起こしつつある2人。今後の展開が非常に楽しみです。
  • いびってこない義母と義姉

    おつじ

    みんな、ただの「良い人」でした(笑)!
    2025年6月9日
    まだ本作を読んだことのない方、ご安心ください。ホントに!全然!いびってこないんです!いかにも意地悪顔の義母&義姉たちですが、みんなただの良い人たちです!紛らわしいんだよ、みんな(笑)!顔と中身が一致しないにもほどがあるでしょう(笑)。美冶が学校デビューしたことで、更に登場人物が増えましたが、みんな基本的に良い人(たぶん笑)です。今のところ、テーマはほっこり家族愛と友情がメインですが、いずれ恋愛話も出てくるのかな?これからの展開も楽しみです。
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  • 子どもにキレちゃう夫をなんとかしたい!分冊版

    水谷さるころ/山脇由貴子

    プロのカウンセリングは、やっぱりすごい!
    2025年6月7日
    妻であるさるころさんがどんなに言っても変わらなかった夫・ノダDのキレ癖が、プロのカウンセリング後に少しずつ、でも確実に変わっていくのが驚きでした。性格や行動、考え方を変えられないのは「本人の努力不足」と考えがちですが、必ずしもそうではなく、そもそもの根本の問題点が何なのかを「正しく知る」ことと、その解決法への「正しい」アプローチが大切なんですね。勉強になりました。カウンセラーの山脇先生のコラムもとても面白かったです。
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  • いつでもお天気気分

    羅川真里茂

    これぞ青春!
    2025年6月6日
    全く違う個性の持ち主の男子3人を中心に、高校生たちの日常を描いた青春漫画です。恋愛話あり、友情話あり…いや〜青春って良いですね!羅川先生の描くキャラは、男の子はカッコよく、女の子は可愛くて、みんな魅力的です。どの話も面白くて楽しめますが、個人的に一番印象に残っているのは、猪又さんとナオ先輩とのお話。同性愛ではなくても、中高生くらいの頃に同性の年上の人に憧れた経験は、誰にでもあるのではないかしら?自分の高校時代を思い出して、ちょっと懐かしくなっちゃいました(笑)。
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  • 夏の娘たち

    くぼた尚子

    真逆の2人が織りなす、ほっこりコメディ
    2025年6月5日
    セレブのお嬢様・薔子とフツーの女の子・悠貴。真逆の2人の、夏から冬にかけての物語です。くぼた先生の独特のギャグセンスと、心がほっこりする温かさが読んでいて心地よいです。
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  • 神童と猛獣

    加藤マユミ

    全ての出会いは、幸せへの道に繋がっている
    ネタバレ
    2025年5月27日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 健ちゃんとエリナの出会いが、周りの人々同士の出会いにつながり、みんなが幸せになっていく。王道の展開ですが、それが読んでて気持ちいい。佐野パパと修一くんの表情が少しずつ柔らかくなっていくのは自分のことのように嬉しかったし、ヤコポとエリナの親子対面には感動してもらい泣きしたし(笑)。読んだあと、心が温かくなる作品です。ちなみに、沼っちや未唯先生など、加藤マユミ先生の他の作品のキャラ達もちょこちょこ出演しているので、登場するたびにニヤニヤしていました(笑)。1番の傑作は、カンペーと未唯ちゃんの三つ子の息子くん達かな〜(笑)。物語の中盤以降に出てくるので、お楽しみに(そこかい!笑)。
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  • 陳舜臣 中国の歴史

    陳舜臣

    知っているようで知らない、隣国の歴史
    2025年5月22日
    神話から現代までの中国の歴史が、分かりやすく解説されています。数多の王朝の隆盛と滅亡を繰り返し、近代化と西洋化を経て「中華人民共和国」に至るまでの激動の歴史は、なんとも壮大でドラマティック!近代と現代の部分はかなり駆け足で紹介されているので、同著者の「中国の歴史 近・現代編」も併せて読むのをお薦めします。
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  • カリフォルニア物語

    吉田秋生

    吉田秋生先生の初期の作品
    2025年5月10日
    吉田秋生先生の初期の作品です。今とはかなり絵の雰囲気が違いますが、胸を打つヒューマンドラマの「魅せ方」はこの頃から変わってないなぁ。主人公・ヒースと、彼を取り巻く人々の、さまざまな苦悩が描き出されています。「カリフォルニア」と聞いて多くの人が思い浮かべる、明るく陽気なイメージとは裏腹の、ずしりと心に来る重い作品だと思います。人の苦しみや悩みに同調しやすい人にはおすすめしません。
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  • Do Da Dancin’!

    槇村さとる

    楽しく読んではいたけれど…
    2025年5月10日
    リアルタイムで読んでいた時は、鯛子が好きで応援していました。バレエを通して鯛子が出会うさまざまな人たちが、みんな個性豊かでそれぞれに魅力的だし、彼らとの出会いを通して人間としてもバレエダンサーとしても成長していくのが楽しみでした。「一人で踊れるダンサー」を目指すところまでは良かったけど、「世界」を目指し始めてからちょっと設定に無理を感じるように。いくらなんでもバレエの世界はそんなに甘くないんじゃ…と思ってから、あまり楽しめなくなりました。踊るシーンはどれもとても美しくて素敵なんですけどね。
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  • 恋のめまい愛の傷

    一条ゆかり

    誰も悪くない。悪いのは出会いのタイミング
    ネタバレ
    2025年5月3日
    このレビューはネタバレを含みます▼ リアルタイムで読んでいた時には琳の母親が嫌いだったけど、時が経って彼女の歳を超えた今では、彼女の気持ちがよく分かります。そして彬の一途さを、嬉しいと同時に怖いと思う更紗の気持ちも。誰かが悪いわけではなく、ただ更紗と琳が出会ったタイミングが悪かったのだと思います。少し早すぎたんだなぁ。文字通りの紆余曲折の末に最後は元鞘に戻ったわけですが、こんなに濃い内容の物語をたったの2冊に収めてしまえる一条先生はすごい!最後、ちょっとバタバタと急いで終わらせたような感じなので、星は一つ減らしました。
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  • 古都

    川端康成

    離れて咲くすみれの花のように
    ネタバレ
    2025年5月2日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 京都の四季の風景と風物詩を縦糸に、千恵子とその周辺の人々を横糸にして、まるで秀夫の織る帯のように織りなされていく物語。千恵子の家の庭の2株のすみれが離れて咲くように、千恵子と苗子も奇跡的に巡り逢いながらも共に暮らすことはできない。まだ明けぬ冬の暗い朝の雪の中を、一度も千恵子の方を振り返らずに帰っていく苗子の後ろ姿は、真っ直ぐに並び育つ北山杉のように凛として美しかったに違いない。美しくも哀しい作品である。
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  • 永遠の誓い(フルカラー)

    海野真

    ジャックのスパダリっぷりに目が眩む(笑)
    2025年4月30日
    ジャックとヘロン枢機卿。全くタイプの異なる2人にドキドキしっぱなし!特にジャックの溺愛ぶりにクラクラしちゃう(笑)。羨ましい!この三角関係(?)が今後どう展開していくのか、楽しみです。個人的には、制服系の衣装デザインのカッコ良さも嬉しい(*´˘`*)♡
  • 災禍の神は願わない 小冊子付き電子特装版

    尾羊英

    スペシャルおまけ漫画が読めます!
    ネタバレ
    2025年4月27日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 2巻は絶対にこちらをおすすめ!スペシャルおまけ漫画が4編収録されています。ジイさま…じゃなかった、ラーとトートの拗らせ愛がたまりません(ニヤリ)。
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