【「次世代の教科書」シリーズ第4弾】
「私にとって川柳との出会いは、自己否定の堂々巡りを断ち切る鋏のようなものでしたー。」
20代にして句集を出版し、現代川柳界のホープとして注目を集める著者もかつては、言葉による自己表現に悩む一人だった。
「やりたいことが見つからない」
「自分には個性が何もない」
「自分の作るものに満足がいかない」
そんな悩みを抱く人こそ、川柳を通して初めての自分に出会えるかも?
・若手が語る川柳の面白さとは
・「自分を手放す」川柳作りとは
・川柳マインド=「うわの空」になることの真意とは
著者自身の人生や、創作の極意を語ったインタビュー録。
個性的な生き方を求められる現代社会に疲れている人へ。川柳は一つのオアシスかもしれない。
※本書は、金風舎がお届けする固定観念を更新する出版シリーズ「次世代の教科書」の第4弾です。
【目次】
はじめに
暮田真名第一句集『ふりょの星』より抄録
第1章 ベッドから起き上がれなくても読める「川柳」という文学
- むかしは絵を描くほうが好きだった
- 短歌は、展示された「うつわ」?
- 疲れて小説が読めない人こそ川柳を読もう
- ありのままの自分を受け入れられなかった学生時代
- 周囲に助けを求めることは「脱落」ではない
第2章 「自分」を、手放してみる
- 川柳は一番自由度が高い表現?
- 「十二月」に意味なんてない?
- 思いついたらとにかくメモる!
- 稼げなくたって、やめる必要はない
- 自分を出さなくても、楽しめる
- やりたいことがない人こそ、川柳を。
- ルールに身を委ねる楽しさもある
- 「歌の歌詞」と「お笑い」は川柳に近い?
第3章 「うわの空」のすすめ
- なによりもまず心身の健康が第一
- 自分という生き物の未知の部分を知る
- ままならない自分を楽しむ
- つらい時は「うわの空」になる
- おわりに
参考書籍・リンク
著者プロフィール
【著者プロフィール】
暮田真名(くれだ・まな)
1997年生。川柳句集『ふりょの星』(左右社)、『補遺』『ぺら』(ともに私家版)。ゆにここカルチャースクール、NHK文化センター青山教室などで講師を担当。