幽閉された屋敷から、表舞台に返り咲く!
帝国歴144年、帝国内で起こった毒殺事件にかかわっていたことで稀代の悪女として生涯を終えたアリアドネ・ベルネットであったが、目を覚ますとそこは二十年後の帝国。
気弱で内気なアリアドネ・フィルベルン公爵令嬢に成り代わっていた――。
12歳で自ら命を投げ出した彼女の日記にはフィルベルン公爵家の”闇”が綴られていた。
貴女の気持ちが痛いほど分かるわ、アリアドネ――。
彼女の無念を晴らすため、アリアドネ・フィルベルンとして生きていくことを決意する。
同じ名を持つ、正反対のふたりが共につかむ幸せとは!