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赤と青とエスキース（PHP文芸文庫）

青山美智子

（4.8）投稿数4件

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作品内容

2022年本屋大賞第2位！　二度読み必至の感動作、待望の文庫化。　◇STORY　メルボルンに留学中の女子大生・レイは、現地に住む日系人・ブーと恋に落ちる。彼らは「期間限定の恋人」として付き合い始めるが・・・・・・（「金魚とカワセミ」）。額縁工房に勤める空知は、仕事を淡々とこなす毎日に迷いを感じていた。そんな時、「エスキース」というタイトルの絵に出会い・・・・・・（「東京タワーとアーツセンター」）。一枚の絵画をめぐる、五つの愛の物語。彼らの想いが繋がる時、奇跡のような真実が現れる――。著者新境地の傑作連作短編。

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赤と青とエスキース（PHP文芸文庫）

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作品情報

ジャンル

：小説・実用書

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出版社

： PHP研究所

雑誌・レーベル

： PHP文芸文庫

DL期限

：無期限

配信開始日

： 2024年9月10日

ファイルサイズ

： 0.4MB

出版年月

： 2024年9月

ISBN

：

4569904238

対応ビューア

：ブラウザビューア

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レビュー

赤と青とエスキース（PHP文芸文庫）のレビュー

平均評価：4.8 4件のレビューをみる

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高評価レビュー

コマキさん

(－/－) 総レビュー数：734件

胸いっぱい

今年始まってまだ1ヶ月、まだ2月なのに、今年で1番好きかもという作品に出会ってしまった。胸が熱くなる、目頭が熱くなる。この人、という人に出会える、出会ってしまった感覚って、こんな感じなのかもしれない、うまく言葉にできないけど、染み渡ってくる感じ。レイがブーと出会って、レイの等身大の内面が描かれている感じが、自分が留学していた時のこととか思い出したりして、染み渡ってきた。最後まで読んで、ブーへの愛しさが込み上げてくる、こんな人に出会えるなんて、こんな人と人生と共にできるなんて。もちろん良いところばかりでない。そして、タイトルが素晴らしい。赤と青、そしてエスキート。全てが繋がっていて、絵がないのに、私の頭の中には赤と青のエスキートが描かれていった。絵画的な瞬間に出会ってしまったジャックの目線に立っても、レイの目線に立っても、人生って素晴らしいって思える。人との出会いって素晴らしいって思える。素晴らしい作品に出会えた。読み終わっても、しばらく体の興奮がおさまらない。

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2025年2月2日

rayana さん

(－/－) 総レビュー数：1185件

最後に驚きの仕掛け

１枚の絵をめぐる連作短編集。
どれも温かみと余韻のある素敵な話ばかりでした。
都思ったら、最後の最後に驚きの仕掛けが。

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2024年10月17日

monet さん

(女性/50代) 総レビュー数：147件

あぁ、良い本だ。

じんわりと来ます。じわじわと沁みてくる良い作品でした。レイとブーの長い長い物語。小説だけれど綺麗事ではまとめていない所もとても共感できた。ただ、ブーがそこまでレイに惹かれるほどレイに魅力を感じられなかった。ブーの魅力はとてもよくわかる。「こんな人に出逢ったら恋してしまうなぁ」と入り込めましたが…どうにもレイが苦手。女性としてはもちろん人間性に美しさを全く感じられず読んでてイラっとしました。若い頃の経験が何も身についておらず仕事にも活かされず、それでいてプライドだけは高いまま歳を重ねている。生きづらいだろうなぁと思ったら案の定……。まぁ、それだからこそ『綺麗事でまとめない』リアルな良さがあるのかなとも思いましたが。もう少し魅力のある女性に描かれていたら何度も読み返したい作品になったのになぁ〜。

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2024年10月7日