今年始まってまだ1ヶ月、まだ2月なのに、今年で1番好きかもという作品に出会ってしまった。胸が熱くなる、目頭が熱くなる。この人、という人に出会える、出会ってしまった感覚って、こんな感じなのかもしれない、うまく言葉にできないけど、染み渡ってくる感じ。レイがブーと出会って、レイの等身大の内面が描かれている感じが、自分が留学していた時のこととか思い出したりして、染み渡ってきた。最後まで読んで、ブーへの愛しさが込み上げてくる、こんな人に出会えるなんて、こんな人と人生と共にできるなんて。もちろん良いところばかりでない。そして、タイトルが素晴らしい。赤と青、そしてエスキート。全てが繋がっていて、絵がないのに、私の頭の中には赤と青のエスキートが描かれていった。絵画的な瞬間に出会ってしまったジャックの目線に立っても、レイの目線に立っても、人生って素晴らしいって思える。人との出会いって素晴らしいって思える。素晴らしい作品に出会えた。読み終わっても、しばらく体の興奮がおさまらない。