多くの支持を集めてきた好著を復刊!
「哲学」という言葉の起源から、初期自然学、パルメニデス、ソクラテス、プラトン、アリストテレス、ストア派やエピクロス派などヘレニズム期の哲学、そして古代末期の哲学までを解説。「ギリシア哲学全体の歩みに1つのまとまった眺望を与える」名著を、新版にて復刊。新たに納富信留(東京大学教授)による解説「ギリシア哲学に出会う」を付す。
【主要目次】
序章 古典ギリシア哲学の成立
1.「哲学」の起源――「フィロソフィア」のフィロロジア/2.ギリシアにおけるフィロソフィアの成立/3.ギリシア哲学の本質/4.時代区分
第一章 初期自然学の誕生
1.初期自然学の特性――宗教・科学・哲学の交錯/2.資料の性質/3.ミレトス派/4.クセノファネス/5.ピタゴラス派/6.ヘラクレイトス
第二章 パルメニデスとパルメニデス以後の人びと
1.パルメニデス/2.パルメニデス以後の人びと
第三章 ソクラテス
1.謎の人ソクラテス/2.ソクラテスの肖像――問う人ソクラテス/3.問いの本質
第四章 プラトン
1.生涯と著作/2.プラトン哲学と言われているもの/3.初期哲学/4.中期哲学/5.後期哲学
第五章 アリストテレス
1.生涯と著作/2.知識/3.存在/4.善/5.公共の善
終章 ヘレニズム期と古代末期の哲学
1.ヘレニズム期の哲学/2.古代末期の哲学
解説 ギリシア哲学に出会う 納富信留
あとがき
註