囚われのメデュウサを追って大神たちは南アフリカへ……果たして待ち受けるのは!?
優佳をロサンゼルス沖から連れ去ったのは「白い天使」だった。だが彼はメデュウサを軟禁する。一方、天使長ミカエルを失いながらも、大神たちは優佳の後を追って、動乱の地、南アフリカに移動。そこで彼らが出会ったのはアパルトヘイトと闘う「黒い狼」だった。ダンテとメデュウサの再会の日はいつか、6人目の大神はだれなのか。そして大悪魔(グラン・サタン)またはルキフェルとも称されるサタンの姿はどこに消えたのか?
愛と転生、聖と魔の壮絶な戦いを描いた『大神伝(おおかみでん)』、第6弾。
●六道 慧(りくどう・けい)
東京の下町・本所生まれ。今も長兄が実家で小さな小さな町工場を営んでいる。1988年、朝日ソノラマから『大神伝(1) ムーの大神』でデビュー。以来、ライトノベル、時代物、そして警察小説とジャンルを変えながら挑戦してきた。「継続は力なり」が信条。