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【内容紹介】
「孤独」は、至福の贅沢。
NHK大河ドラマ「べらぼう」で大注目! 江戸の市井の人々の「食」と「ライフスタイル」が現代によみがえる。
孤立社会を生き抜く智慧は江戸の暮らしに学べ。
「枝豆売り」「おでん燗酒売り」「夕鯵売り」など、多彩な「振り売り」が江戸庶民の味方。
そして、晩酌を楽しむ「家のみ文化」は江戸で開花しました。
今宵は江戸っ子になりきって、江戸の酒菜と燗酒で乾杯。
ふんだんな料理写真と読めば心が美味しくなる。
「江戸の晩酌の世界」へお連れします──。
【著者紹介】
[著]江戸呑み連中
江戸の酒肴に魅了され、「宵越しの金は持たない」を実践し、夜な夜な居酒屋をめぐる酒呑み集団。
[案内]久住 昌之(くすみ・まさゆき)
漫画原作者として『孤独のグルメ』(扶桑社)、『花のズボラ飯』(秋田書店)など話題作を発表。エッセイスト、イラストレーター。
[解説]飯野 亮一(いいの・りょういち)
食文化史研究家。著書に『居酒屋の誕生 江戸の呑みだおれ文化』『晩酌の誕生』(ちくま学芸文庫)など。
[料理]海原 大(かいばら・ひろし)
「江戸前 芝浜」主人。東京の“郷土料理”としての江戸前料理を追求し続ける。
【目次抜粋】
◆◇◆ようこそ! 江戸呑みへ◆◇◆
──久住昌之さんが扉を開く、おいしい江戸呑みの奥座敷
【其の一】晩酌の誕生。
【其の弍】江戸の日本酒事情
【其の参】居酒屋の誕生。
◆◇◆「酒菜」質実。江戸の味の作り方、楽しみ方◆◇◆
飲める鮨/江戸の鮨は自由自在
花見酒と玉子焼き/玉子焼きは江戸の贅沢料理
冷やしものと本直しで夕涼み/江戸の美味しい夏の知恵
鍋は小鍋立て/遊女としっぽり。鍋の始まりは吉原の小鍋立て
酒に寄り添う「酢さしみ」/江戸の賢いお酢使い
豆腐と油揚げ/江戸の日常を支えた人気もの
「なめもの」で呑む/江戸の独酌の友
香りで呑む「七色唐がらし」/江戸の大発見スパイス
汁も酒菜/吸いものは酒とあるもの
胡椒めしと汁かけめし/江戸の胡椒好き
“芝もの”に魅せられて/芝海老と芝煮が私の江戸料理の原点
◆◇◆江戸呑みのさらなる奥座敷◆◇◆
①酒器で江戸を味わう
②トップバーテンダー鹿山博康さんが十返舎一九『手造酒法』を呑み解く
③江戸の呑み倒れと二日酔い