歩くときに足のつけ根に引っかかるような違和感があったり、お尻の横の筋肉にだるさや痛みを感じたり・・・・・・そんな、下半身の痛みは股関節のトラブルからくるもの。放っておくと、やがて股関節の軟骨がすり減って変形し、股関節に強い痛みを引き起こす「変形性股関節症」になってしまいます。変形性股関節症は、時間とともに確実に進行する病気です。経過観察をしている間に股関節が変形して、足を引きずって歩くようになったり、痛みも強くなったりしていきます。変形性股関節症は「手術でしか治せない」病気ではありません。初期の段階で「関節包内矯正」などの適切な対処をして関節液をよみがえらせれば完治することができます。本書では、セルフケアで股関節を矯正することで関節液をよみがえらせ、痛みをやわらげる方法を紹介します。いつまでも健やかに自分らしく過ごすために、股関節の不安を1日でも早く解消しましょう。