「君の勝ちだ。……今度は僕が捕虜にならないといけないらしい」
ルイのもとから逃げ出した後、フェリセットは生き別れた母との再会を果たし、その場の流れで公爵家の養女として迎えられることに。
追っ手が来ないことに傷つきながらも、不慣れなお嬢様生活に息苦しさを感じる日々が続く。
そんな中、ある出来事がきっかけでルイと再会!けれど彼のよそよそしい態度から、自分はもう必要とされていないのだと改めて思い知らされた。
ルイとの関係は終わった。お嬢様の暮らしも性に合わない。
全てを捨てて森に帰ろうと決意したフェリセットだったが、憧れの女騎士として働くことを提案され試験を受けることに。
無事に試験に合格したものの、配属先はなんとルイ率いる部隊で?!
お互いを意識しているのに、素直になれないままギクシャクしたやりとりを繰り返す日々。はたして、フェリセットとルイの恋の行方は……。
第33回フランス書院文庫官能大賞受賞作、待望の下巻登場!