激戦区・兵庫で、
県立校としては71年ぶりの
3季連続甲子園出場!
思考が変われば、行動が変わる。
行動が変われば、自分もチームも変わる。
「脳」を鍛えるブレインストーミングや
スーパー・ブレイン・トレーニングほか、
数々の革命的な試みを導入し、
驚異の好成績を残し続ける県立社高校。
その強さの秘密が明らかに!
著者は、以下のように述べています。
本書では、社がなぜ甲子園に辿り着けたのかを明らかにしてきたいと思います。その理由はシンプルにひと言で表すなら、「自然の法則(システム)」に則ったチーム作りとなります。それは、この世のすべての原理原則に基づいた、ありのままの自然のシステムに従うことができるか否かということです。
日常において、すべての感情と出来事には、そうなる「理由」があります。そこには原理原則があり、瞬時にそれらを察知して感じ取り、その瞬間瞬間にあるべき思考と動作を起こし続けることができるかどうかという視点です。
野球には細やかなルールや、それをもとに編み出された多様な戦術がありますが、それらもすべて原理原則に則って考えていけば、おのずと「負けにくい野球」に近づいていくということに気がつくことができました。日々、いろいろな考え方や新たな発想が、空から降ってくるかのような感覚で気がついていけるかどうか、それが大切であると私は感じています――本文より
■目次
・第1章 社はいかにして3季連続甲子園出場を成し遂げたのか~兵庫の高校野球と社の歴史~
2021年秋、人生を左右する恩師との一戦/創部74年目にして初の夏の決勝進出、そして甲子園へ ほか
・第2章 私の球歴~指導者になることを決意させた高3最後の夏
指導者になることを決意させた高3最後の夏/「なんで強いのか」「何が特徴なのか」がわからないと言われるチームを目指す ほか
・第3章 原理原則に基づいた指導論~自然の法則に従う社のメソッド
社が試合中にベンチ前で円陣を組まない理由/原理原則に基づく「真のノーサイン野球」を目指して ほか
・第4章 社の独自の練習と、原理原則を踏まえた数々の戦術
平日の練習に「キャッチボール」はいらない/組み合わせの妙が、野球に命を吹き込む~練習試合を9人対9人で行うのは疑問 ほか
・第5章 社の未来と、これからの高校野球を考える
悪い指導者と伸びない選手の関係性/サイン伝達と指導者のあり方 ほか