人手不足で沈むか、営業パーソン個々の力を発揮できる組織になるか。
AIに役割を奪われるか、使いこなして新たな価値を生むか。
リストラの対象となるか、重要な経営資源として戦略の中核となるか……
未来への選択は、もう始まっている。
バブル世代の大量退職を控え、属人的なノウハウに頼りがちだった営業現場は深刻な危機感を抱えている。
若手世代にとっても不人気職種となりつつあり、「AIで代替する」ことを本格的に検討している企業も多い。
本書は営業の置かれた現状に問題意識を持つ経営層や営業パーソンに向けて、その解決策を探った1冊である。
営業における学びを、組織全体の記憶として蓄積し、経営の中核として位置づけるにはどうすればいいのか。
AIをフル活用しながらも、ヒトならではの価値を生み出すためには何が必要なのか。
最先端の活用事例を交えながら、解き明かしていく。
【こんな症状が出ている営業組織に】
-「忙しい」と言いつつ、顧客との対話に時間がとれていない
-優秀な特定の営業パーソンの「暗黙知」に頼っている
-ずっと同じ売り方を続けていて進化がない
-他部門よりパワハラが多い
【2030年の営業に向けた5ステップ】
1 環境変化を認識し、"危機感"を持つ
2 ぶれない理想を掲げる
3 ユニークな強みを発見し"軸"として宣言する
4 "制度と構造"と"言葉やふるまい"を変化させる
5 "ヒトこそがやるべき仕事"で次の価値を生む
【本書で取り上げる主なケース】
-三井住友カード:売り方をデータで磨き、その価値を広げる
-ソフトバンク:営業×生成AIの可能性
-NEC:「日本らしい企業」の「日本らしいAI活用」
ほか