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自己の形而下、形而上両面を扱った解剖図を展開することによって、見る者を生々しい幻想へと導く画家、
アレックス・グレイの連作絵画集。
世界中で展示されてきた絵画と、トランスパーソナル心理学者であるケン・ウィルバーとニューヨークの著名な芸術批評家のカロル・マコーミックによる芸術における霊的要素を探り出すエッセイで構成されている。
また、グレイ本人による作画の構成や象徴性などの絵画解説などからも、彼の世界観を垣間見ることができる。
「グレイ氏の絵画は医学的解説図のように細かく、解剖学的に正確なものであり、人間を宇宙的合一を目指す元型存在として描いている。……人類は傷ついているが回復できるというそのヴィジョンは、現代芸術にひろく浸透している皮肉や精神的倦怠への処方箋となっているのだ」―ニューヨーク・タイムズ
「一般には目に見えないものをグレイがこれほど徹底的に細かく描き出そうとしたのは、彼が詮索好きで、人類の宇宙的メタ構造を理解したいという願望を抱いていたからにほかならない」―アートフォーラム
聖なる鏡―アレックス・グレイの幻視的芸術―(1巻配信中)