いろいろなところで紹介されている『エッセネ派の平和福音書』が
遂に日本語訳で刊行!
その全貌が明らかに。
一般の聖書とは違う側面を提示しています。
特に、「エノクの幻視 最古の啓示」は圧巻
「この本の完全な写本には、バチカン公文書館に存在するアラム語による写本と、現在はオーストリア政府が所有するハプスブルク宮廷図書館にある古スラブ語によるものがあり、本書の内容は約三分の一に相当します。
このテキストに付け加えるべきものは何もありません。自ら語るに任せましょう。この後に続くページを学ぼうと集中して読み進める者は、人類が現在、かつてないほど緊急に必要としている深遠な真理の永続的な生命力と、力強い印を感じ取ることでしょう。」
(「まえがき」より)
死海文書の成立に関わったとも言われるエッセネ派。
その聖書研究の成果は長年歴史に埋もれていましたが、
発見者セーケイ氏によるフランス語訳はその後いくつもの言語で翻訳出版され、
世界中に広まっています。
『エッセネ派の平和福音書』
『エッセネ派の知られざる書』
『エッセネ派同胞団の失われた巻物』
『選民の教え』
全4巻合本でお届けします!
「この蔵書の原典は大きくは三つに分けられます。約七十パーセントは、古代のアヴェスタ(ゾロアスター教の聖典集)とも、旧新約聖書のいずれとも全く異なり、二十パーセントは類似し、残りの十パーセントは完全に一致しています。
この蔵書を公開するにあたって、無味乾燥な文献学的・聖書学的な解釈は控え、二十世紀の人類にとって魅力的なそのスピリチュアル的な価値や、詩としての価値に注意を向けることが私の願いでした。」
(第三巻「序文」より)
「はじめに法(the Law)があり、法は神とともにあり、法は神でした」
(第二巻「ヨハネの福音書の断片」より)
「私は法であり、すなわち暗闇の束縛の深みから汝を連れ出した汝の神です。
汝は私をおいてほかのいかなるものをも法としてはいけません。」
(第二巻「エッセネ派のモーセの書『十戒』」より)
「われはあなたに話しかける。
静まって Be still
知りなさい Know
われ(われ在りは) I am
神なりと。God.」
(第二巻「エノクの幻視 最古の啓示」より)
「イエスはこう言いました。『光の子らよ、あなた方は幸せです。偉人に教えを受けたあなた方の父たちがかつてしたように、あなた方はすでに不滅の道に入り、真実の道を歩んでいるからです。あなたはスピリットの目と耳で、大地なる母の王国の景色と音、すなわち空気の天使が住まう青い空、水の天使が流れる泡立つ川、太陽の天使から流れる黄金の光を見聞きします。つまり、そのすべてがあなた方の内にも外にもあって、あなた方の息、あなた方の血液、あなた方の内なる生命の火はどれも、大地なる母とひとつなのです』」
(第四巻「名もなき草葉の生命という贈り物」より)
「真(まこと)にあなた方に告げます、自然の書は聖なる巻物であり、あなた方が人の子らに自らを救わせ、永続的な生命を見つけさせたいのなら、彼らに、大地なる母が生きているページから法を再び読み取る術を授けなさい。法は生命のあるあらゆるものに書かれているからです。草や木々、川、山々、空の鳥、海の魚、そして何よりも人の子の内に書かれているからです。大地なる母の胸に戻ったときにだけ、その者は永続的な生命と天なる父に至る生命の川を見つけます。そのときはじめて、未来の暗い幻覚は起こらなくなるのです」
(第四巻「七重の平和」より)
「来なさい、疲弊し、骨折りと苦痛に苦しむ全ての人よ。私の平和であなた方に強さと安らぎをもたらしましょう。私の平和は喜びに満ち満ちています。ですから私は常に、あなた方にこう呼びかけるのです。『あなたに平和がありますように』。ですから、あなた方も互いにそう呼びかけなさい。そうすれば、あなた方の身体にはあなた方の大地なる母の平和が、あなた方のスピリットにはあなた方の天なる父の平和が舞い降りるのです。すると、あなた方は自分たちの間に平和があることを知るでしょう。神の王国が内側にあるからです。今まで争っていた同胞の元へ戻り、あなた方の平和をその彼らにも与えなさい。平和に努めているものは幸せです。神の平和を知ることになるからです。さあ、もう罪を犯してはいけません。みなにあなた方の平和を与えなさい。私があなたにそうしたように。私の平和は神の平和だからです。あなたに平和がありますように」
(第一巻「エッセネ派の平和福音書」より)
【目次】
第一巻 エッセネ派の平和福音書
第二巻 エッセネ派の知られざる書
第三巻 エッセネ派同胞団の失われた巻物
第四巻 選民の教え