「誰でも良いならさ、俺でも良いでしょう?」
これは“同情”のはず──なのに、この胸の高鳴りは、どうして?
病弱な弟に代わり、懐事情の厳しい家を継ぐことになった伯爵令嬢マリエッタ。婿探しが難航するなか、幼馴染のエドアルドに相談してみたら──まさかのプロポーズ!?
甘い視線、近すぎる距離、「真っ赤になっちゃって」とからかう声。ただの弟みたいな存在だったはずなのに、触れられるたび心がざわつく。
これは同情? それとも……。
恋に奥手な令嬢と、ぐいぐい攻めてくる年下騎士。
仮初めだったはずの婚約が、本物の恋に変わるとき──
じれったくて一途な、幼馴染との溺愛婚約ラブストーリー!