大学の卒業旅行で函館に来ていた理沙は、散策中の洋館のバルコニーから落ち、気が付けば明治14年に転移していた。レンタルドレス姿だったことから噂の華族の姫と勘違いされ、怪我の応急処置をしてくれたアメリカ人医師ジョージの好意で彼の勤める診療所に手伝いを条件に住まわせてもらえることになった。
英会話が出来る理沙は外国人患者の対応をし、やがてジョージとの距離が縮まっていく。
嫉妬した診療所の娘ユキは母とともに理沙を目の敵にするが、その度にジョージが助けてくれる。そして北海道史にも名を遺すジョージの叔父に紹介されるほどの仲となるが、ジョージの婚約者だというユキに邪魔をされる。
明治時代の函館で様々な困難に立ち向いがらも、巡り合った純愛を貫こうとする恋のお話。