電子コミック大賞2025
漫画(まんが) ・電子書籍のコミックシーモアTOP小説・実用書小説・実用書 新潮社 家守綺譚家守綺譚 上
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作品内容

※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

時は明治時代、文筆家・綿貫征四郎は、亡友の家の「家守」として暮らすことになった。待っていたのは白木蓮や都わすれ、萩、サザンカなど植物に満ちた庭。そして、サルスベリに懸想されたり、河童の衣を拾ったり、化狸を助けたりといった不思議な出来事が次々と起こり……。梨木香歩の傑作小説を巨匠・近藤ようこが漫画化。上巻。 ※このコンテンツは固定レイアウトで作成されており、タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

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家守綺譚のレビュー

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上巻読了/下巻も素敵
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ (※レビュー書き直しました)
今からだと120年ぐらい前。
疏水と小さな山と川があり、山の向こうには大きな湖があるところ。
主人公の男性は庭に木々と水路と池のある、素敵な二階屋に住んでいます。
そこで仕事もするけれどゴロンと横になったりごはん作ったり食べたり、縁側で釣りしたり駅まで郵便出したり。「家守綺譚」なんだけどちよっと「家守生活譚」。
主人公が出くわすのは恋心を持つ庭のサルスベリとか亡くなった友人男性(あの世とこの世の境界を越えてくるけどホラーではありません)、陸だと平たくなってるカッパとかカワウソの血をひく男とか、多様性どころじゃないんですが。
でもこの主人公、学士として文筆家として、貧乏でもプライドと気概を持っているものの(明治の人ですものね)、素直でおおらかといいますか、ドキドキしながらもあるがまま不思議な生き物や出来事を受け入れていきます。
漫画版の上巻と下巻のあいだに原作小説を読んできたところ、小説もとても良かったですが、漫画だとビジュアルはもうそこにあるので、主人公のとなりで不思議を目撃している気分。そして表情や目線があるので主人公の優しさも、より分かります。穴ボコ状態のサルスベリやゴロー(後にスーパー仲裁犬になる飼い犬)のことをよく気にかけているし、カッパの女の子や七変化のタヌキにも優しかったしネ。
そして風景。疏水べり、山道、ススキの原の満月、幻想的な水辺、川と疏水の交わるところなど、ゆっくりゆっくり、読みたくなります。
最終話の彼の宣言「家を守らねばならない」はすぐにはピンとこなかったのですが、読み返しているうちーああ、きっとこの不思議な世界の、文明や開発が進むと追いやられてしまう者たちの居場所を少しでも守りたいってことねーそう思ったら胸があたたかくなりました。優しい物語でした。
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2025年10月10日

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