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生成AIを使って組織で実際の成果を上げるための次の一歩として、AIエージェント技術に注目が集まっています。それを実現するためにマイクロソフトは2024年11月、Agentic Worldを発表しました。その仕組みと、支える開発ツールの詳細、実際の開発方法まで詳しく解説します。AIエージェントの機能を持つようになった、OpenAIの最新の大規模言語モデルを最大限活用できます。
AIエージェントは、AIが自律的に、ユーザーの代わりに仕事をなし遂げてくれる仕組みです。課題を与えられれば、それを実現するためのプランを立てます。プランは複数ステップに渡り、さらに異なる役割を持った「エージェント」が自らの作業を分担して、検証しながら進めたりします。間違い(ハルシネーション)を最大限防ぐための仕組みも持ちます。導入が始まっている「RAG」もうまく組み合わせることで、成果はさらに上がります。
本書は、Azure Open AI ServiceをはじめとするマイクロソフトのAI技術を軸に、次世代AIアプリケーションの実践的な構築方法や考え方について解説しています。特にニーズが急増している、RAG、AIエージェント、エッジAIについて焦点を当て、Agentic RAG、マルチエージェント、MCP(Model Context Protocol)といった最新技術動向も踏まえながら、実際の開発現場で培った知見やノウハウを紹介します。